原発事故関連教材紹介

2011年3月11日の福島第一原発の事故以来、われわれは否応なく放射線と向き合いながら生活していくことになりました。このページは、公益社団法人福島原発行動隊の活動の一環として、原発事故や放射線、放射性物質について説明した書籍、PDFなどの教材、資料を集めたものです。記述の難易度や内容について一定の評価を行いました。評価の記述は、あくまでそれぞれの執筆者個人によるものであり、目安にすぎませんが、教材などとして利用される際の参考として、ご活用ください。
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放射線測定のウソ



内容の程度専門的やや専門的一般向け中学生小学生
    
図版類の使用程度
(写真・イラスト・表)
図版主体図・文半々文章主体
  

内容項目  \  評価非常に詳しい詳しい一応の説明少しなし
原子力発電の事故
原子力発電のしくみ
原子力発電と社会・経済・環境
放射性廃棄物の処理
放射線と放射性物質
放射線の人体への影響
放射線の利用
放射線の測定方法
放射線から身を守る
除染について

【発行形態】市販書籍
【タイトル】放射線測定のウソ
【著者】丸子かおり(フリーライター)
【発行所】マイナビ(マイナビ新書)
【発行年月日】2012年7月31日
【価格(税抜き)】830円
【本文刷色、ページ数】1色、240p

内容説明
 放射線というのは、代表的なものでもアルファ線、ベータ線、ガンマ線などの種類があり、その強さを測定するのが原理的に非常に難しい。福島第一原発の事故によって、身の周りや食品などの放射線を測りたいという要請が増えているが、測定器の精度や測り方に気をつけないと、正確な放射線量は測れない。本書は、そうした放射線計測の難しさを前提として、市民がどのような点に配慮しながら測定をしたり、公表された放射線量について判断したらよいかを説明した本。
●本書「はじめに」より。
 「『測定器が出しているから真実の数値のはず!』と思うかもしれません。でも、放射線測定器は、測定器と放射線の特性を理解していないといくらでもおかしい数値を出してしまうものなのです。善意で測定したつもりの数値が結果として『ウソ』になっているのだとしたら、皆さんはどう思われますか。(中略)現在、多くの方が放射線の被害がどれくらいなのか気にしていると思います。けれど、それに測定の技術や知識が追い付いていない現状があります。(中略)本書では、測定現場の実情を通して、どうすれば正しい測定ができるのか、放射線とどう付き合うべきかについて解説していきたいと思います」

目次内容
第1章 問題だらけの放射線測定
第2章 測定のために知っておきたい放射線のこと
第3章 放射線測定を理解しよう
第4章 正しい放射線測定のポイント
第5章 ネットやマスコミ報道に見る「測定のウソ」
第6章 測定から放射線の問題を読み解く
第7章 放射線測定で本当に大切なこと

参考文献
「食品中の放射性物質に係る基準値の設定に関するQ&Aについて」厚生労働省
「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」厚生労働省
「食品中の放射性物質の新たな規制値の設定について」内閣官房 厚生労働省提出資料
「放射性物質の分析について」農林水産省
「食品中の放射性セシウムスクリーニング法」厚生労働省
『密封線源の基礎 第5版』社団法人日本アイソトープ協会著、丸善
『常識として知っておきたい核兵器と原子力』ニュースなるほど塾編、双葉社
『自分と子どもを放射能から守るには』ウラジミール・バベンコ、ベラルーシ・ベルラド放射能安全研究所著、世界文化社
『目で見て分かる!放射能と原発』澤田哲生著、双葉社
『新装版 人間と放射線 医療用X線から原発まで』ジョンW・ゴフマン著、明石書店
『放射性物質の正体』山田克哉著、PHP研究所
(内藤忍)