原発事故関連教材紹介

2011年3月11日の福島第一原発の事故以来、われわれは否応なく放射線と向き合いながら生活していくことになりました。このページは、公益社団法人福島原発行動隊の活動の一環として、原発事故や放射線、放射性物質について説明した書籍、PDFなどの教材、資料を集めたものです。記述の難易度や内容について一定の評価を行いました。評価の記述は、あくまでそれぞれの執筆者個人によるものであり、目安にすぎませんが、教材などとして利用される際の参考として、ご活用ください。
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見えない危険なエネルギー放射線の大研究〜その正体から被ばく予防まで



内容の程度専門的やや専門的一般向け中学生小学生
    
図版類の使用程度
(写真・イラスト・表)
図版主体図・文半々文章主体
  

内容項目  \  評価非常に詳しい詳しい一応の説明少しなし
原子力発電の事故
原子力発電のしくみ
原子力発電と社会・経済・環境
放射性廃棄物の処理
放射線と放射性物質
放射線の人体への影響
放射線の利用
放射線の測定方法
放射線から身を守る
除染について

【発行形態】市販書籍
【タイトル】見えない危険なエネルギー放射線の大研究〜その正体から被ばく予防まで
【監修】原子力教育を考える会
【発行所】PHP研究所
【発行年月日】2012年8月11日
【価格(税抜き)】2800円
【本文刷色、ページ数】カラー4色、64p

内容説明
 同じ出版社の書籍「正しく知ろう原子力がわかる事典」と姉妹編ともいえる書籍。A4判という大判で、ページ数は64ページと少ないが、小中学生にもわかるよう図版を多用しており、中身はわかりやすく非常によくできた本だと評価できる。学校図書館などへの常備用を想定した本づくりなのか、紙質は厚く、価格も個人が購入するには高価。図書館などで読んでほしい本だ。
 内容的には、2011年3月の福島第一原発の事故を前提として、放射線がどんな危険性をもっているのか、人体への影響などについて詳しく解説している。「原子力がわかる事典」との違いとしては、ことに放射線の人体への影響や、放射線から身を守る方法、放射線の測定方法などについて説明が加えられている。

目次内容
1章 放射線の基礎知識
 放射線って、なんだろう?
 放射線には、どんな種類があるの?
 内部被ばくと外部被ばくはどうちがう?
 放射性物質にはどんなものがあるの?
 放射性物質は、いつか消えてなくなるの?
 シーベルトやベクレルって、どんな単位?
 放射線はいつからあるの?
 人がつくった放射線はどんなもの?
 くらしに放射線が使われているの?
 コラム・医療被ばくって、なんだろう?
2章 放射線による人体への影響
 放射線は、なぜ体に悪いの?
 被ばくすると、どんな影響があるの?
 子どもは放射線の影響を受けやすいの?
 地面や海に落ちた放射性物質はどうなるの?
 放射線の基準値って何?
 放射線はどのように測るの?
 コラム・チェルノブイリ原子力発電所の事故の影響って何?
3章 放射線から身を守る
 外部被ばくや内部被ばくをすると、ほかの人にうつるの?
 遊ぶ場所で気をつけたほうがいいの?
 除染って何?
 雨で流れた放射性物質はどこへ行くの?
 放射性カリウムは食べ物に多く含まれているの?
 野菜の放射性物質は洗えば落ちるの?
 放射性物質をふくんだ水を沸騰させると、飲めるようになる?
 どんな食品を食べればいいの?
 被ばくしているかどうかを調べることはできるの?
 コラム・放射線測定器はどのように使うの?
 コラム・原子力発電って、なんだろう?
 コラム・原子力施設で事故がおこったら?
 元素周期表・参考になる本やホームページ
(内藤忍)