イチエフウォッチャー「原子炉の状態」7月レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。

7月、福島原発行動隊の元理事でこのイチエフウォッチャーサイトの初期の執筆者であった高橋正明さんが逝去されました。謹んでご冥福を祈ります。

7月27日現在の福島第一原子力発電所(以下、イチエフ)1~3号機原子炉では、原子炉格納容器内の空気温度、放射性物質濃度とも有意な変動は見られていません。
ALPS処理済み汚染水の海洋放出計画の実現に多くのエネルギーが傾注されているせいか、イチエフ構内では進行中の諸作業が継続しているだけで、新たに開始された作業、新たな段階に入った作業はありません。
ただ、原子炉圧力容器(以下、RPV)を支えるペデスタル下部の全周でのコンクリート消失が確認された1号機に関し、原子力規制員会から、RPV支持機能の再評価、支持機能が失われた場合の影響評価を求められていた東京電力は、資料「1号機 PCV内ペデスタルの状況を踏まえた対応状況(コメント回答)」を明らかにしました。内容については、追ってアップする「核燃料デブリの取り出し準備7月レポート」で詳しく見ていく予定です。レポート本文をご覧ください。

中島賢一郎