2011年3月11日の過酷事故から15年と2ケ月たった福島第一原子力発電所(以下、福島第一原発)。2026年4月の使用済み核燃料プール(以下、プール)対策の進捗状況について報告します。
今月は新たな取り組みの報告はありません。1号機では、2026年1月19日、新大型建屋カバーの設置が完了しています。大型カバーの換気設備,ダスト放射線モニタ設備等の付帯設備も設置が完了しています。
2号機では、 2026年3月18日、国内の原子力発電所の燃料取り出しでは初めて用いられるブーム型クレーンを用いたに燃料取扱設備の使用前検査が完了し設置が完了。2026年度第一四半期の燃料取り出し作業開始に向け3月25日から訓練が着手されているようです。
原発周辺地域の避難指示解除が進む中、原子力規制委員会「東京電力福島第一原子力発電所の中期的リスクの低減目標マップ(2023年3月版)」によれば、2011年3月に周辺地域に漏洩し11市町村約16万5千人の避難者 を生じせしめた14 PBq(Cs-137換算)の約480倍の6720 PBqの放射能が現在の福島第一原発に残っています。その6720 PBqのうち30%弱を占める、東北地方太平洋沖地震や水素爆発等により耐震性に不安が生じた1~6号機原子炉建屋屋上階のプールに残された1870 PBqの核燃料が、計画通り2031年内に地上に下ろされ、原発周辺地域のリスクが低減されることを願うばかりです。
















