福島県南相馬市原町区に住んでいる方から寄せられた声

新聞で行動隊を結成されることを知りました

私は福島県南相馬市原町区の緊急時避難準備区域に住んでいます

同じ区内でも新聞で報道される放射線数値の3~4倍ある地区の為
気になり窓は開けず、洗濯物は家の中に干しています

仕事は高齢者介護施設なので
当初は浪江町の施設も受け入れましたが
入所者様は全員県外に避難して頂きました

今は休業給付を受け
もしも再開出来た時の為にと
空っぽになった建物を時々同僚と大掃除しています
話をしていても最後には『原発がねぇ』『原発だよなあ』となりそれ以上進展しません

子供が小さいから、放射能が怖いからの理由で
家があるのに家に帰れず
市外、県外に避難中の友人、同僚、御近所さんはまだまだ沢山います

毎日家の中でボンヤリしたり
避難している友人達の事を思い
警戒区域や計画的避難区域の人達が報道される度に泣き
事故収束に向けて現場で働く人達が報道されても涙が流れ…

そんな時に行動隊を知りました

大変有り難く思います

私達は、暑いから窓を開け、高齢者の方の介護をし、気分転換に外を散歩する
という普通の生活がしたいのです

宜しくお願い致します

もうじき百歳を迎える体力のない寝たきりの入所者様が
休憩もなく7時間バスに揺られて
皆の心配をよそに無事避難先につくことが出来た
人間は強い、奇跡を起こす事が出来る
信じたいと思います

でも、どうかお身体だけは大切して下さい

危険な時は決して無理をせず
私達と一緒に逃げて下さい

頑張り過ぎず頑張る
この姿勢で皆で長生きしましょう

ご自愛下さい

ご活躍をお祈りいたします