11月24日（土）午後3時55分から30分、福島中央テレビが『「シニアからのメッセージ」―シルバー原発行動隊の思い』という特別番組で福島原発行動隊を紹介しました。
この特別番組では、「さまざまな経験や技能を兼ね備えた方々で組織され、原発事故の収束のために、若者たちを被ばくさせないために、現場作業の肩代わりを、と政府や東電に訴え続け」 「 思うように行動が起こせない障壁に挑みながら奮闘している老人たち」（テレビ局の紹介記事から）の様子をきめ細やかな観察と明晰な解説で紹介しています。
理事長をはじめスタッフへのインタビュー、院内集会での討議や事務所での諸活動、渡米活動、東京電力への働きかけ、川内村での種々の交渉や事業、モニタリング、郡山での車座集会、被災地での人々との交流などなど、短時間にもかかわらず、見事な構成力で福島原発行動隊の思いと実情を浮き彫りにしています。
ほぼ四カ月の長期にわたって、折に触れては出現して密着取材を続けた担当記者の真面目で真摯な姿勢に、ともすれば取材に眉をひそめがちな頑固老人の表情も次第にほぐれていったものです。記者の述懐によれば、行動隊へのかなりの思い入れが表出した作品になったとのことで、そのせいか、深刻な問題を取り扱っているにも関わらず、全体を通して温かい雰囲気に包まれた作品になっています。
