昨年10月より本年3月まで、公益社団法人福島原発行動隊は、福島第一原発における事故収束に関する請願署名活動を2次にわたってと展開してきました。
この請願署名活動は、①福島第一原発の事故収束作業を東京電力から切り離し、国家プロジェクトとして法制化すること、②作業にあたっては多重下請け構造を排除したプロジェクト・マネジメントを導入することを訴えたものです。
3月15日、第2次募集活動を締切り、その集計や整理作業を事務局内で行ってきました。お寄せいただいた署名は3,620筆にのぼり、全国各地の皆様からの熱い思いを受け取ることができました。この署名を国会へ届けるにあたって、提出先や紹介議員の検討を行ってきましたが、最終的に参議院へ提出することとし、紹介議員を徳永エリ参議院議員にお願いすることにしました。
4月8日、塩谷恒弘理事長代行と佐々木和子副理事長、伊藤行夫理事、岡本達思行動隊員の4名が徳永エリ議員の事務所を訪問して署名簿を手渡し、参議院の平田健二議長への提出をお願いしました。
福島第一原発事故の収束にあたっては、ここにきて政権与党の自民党内部でも一部議員から国家プロジェクトの必要性について声が上がり始めてきています。今後、関連する国会委員会等での審議にあたってこの署名が影響を与えていくことを期待しています。
ご協力いただいた全国各地の皆様には、ここに改めてお礼を申し上げるとともに、私たちの願いを実現するため引き続きご支援をお願いいたします。