アルゼンチンのラジオ放送で福島原発行動隊が紹介されました

(藤井みゆきさんが情報をお寄せ下さいました)

6月15日放送

「今日は、先日当ラジオに出演いただきました日本舞踊の先生の藤井みゆきさんからのニュースを紹介します。藤井先生は日本の山田恭暉さんが率いるグループSkilled Veterans Corpに参加され、今回アルゼンチンで日本舞踊の指導に来ていることから、このグループの情報を寄せてくれました。山田さんは元住友の社員であり、福島の原発問題において役に立ちたいという思いから、60歳以上のシニアによる「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」を立ち上げました・・・」というアナウンサーのコメントからはじまっています。

非常に興味ある情報が日本から寄せられました。それは60歳以上のシニアによる「福島原発暴発阻止行動プロジェクト」です。このプロジェクトは東京大学工学部を卒業後、住友金属工業に勤務しプラント建設などに従事した元技術者の山田恭暉(やまだ・やすてる)さん(72)が発起人となって、友人、知人に声をかけ、実際に福島の現場で作業をする<行動隊>と後方支援をする<賛同者・応援者>のボランティアをつのりました。山田さんは、
「ロボットを遠隔操作しても、最後には人間の目と手でしかできない大事な仕事が残る。被ばくの影響が比較的少なく、キャリアを積んだ僕たちのような退役技術者こそ適任。6月3日現在、行動隊277人、賛同・応援者1.044人が登録しています。このプロジェクトは今はインターネットを通して世界各国に発信され(アルゼンチンでも本日!)先月末に山田さんと政府代表の首相補佐官と東電代表の管理部長との会談が行われ、政府と東電はこのプロジェクトを受け入れたい、協力をしてほしいという意向を表明したそうです。

アナウンサーのコメント
●どうやら日本政府の報道には情報の欠陥がある模様。事実は政府により報道されている内容より深刻であることが想定される(アナウンサーのMidori Grahamコメント)
●Skilled Veterans Gorpに関して注目したいのが、メンバー全員が60歳以上、そして既に退職され、さまざまな専門分野で活動した人たちである、ということ(同氏コメント)
●(山田さんの言う通り)実際に現場で人間の手や目で判断することの大切さを忘れてはいけない(アナウンサーのRicardo Hokamaコメント)
●藤井さんを通して原発やこのグループについて当ラジオで、これからもちょくちょくお伝えしていきたいと思う(Grahamコメント)