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1F-Watcherは福島第一原子力発電所の廃炉の進行状況の一部(原子炉の状態/使用済み燃料プール対策/燃料デブリの取り出し準備)を毎月更新してレポートしています。

 

【原子炉の状態】東京電力の発表によれば、 2018年2月のイチエフ1号機~3号機の原子炉は、各種の測定値・パラメータについて有意な変動は見られず、総合的に「冷温停止状態」を維持しており、原子炉は引き続き安定状態を保っていると評価さ れています。 2ページには、イチエフ廃炉作業全体の現在の主な取り組みを構内配置図と組み合わせて図示してあります。現在 の主な取り組みの見取り図としてご覧ください。 7ページでは、新たに2号機 CS系のPE管化工事に伴う 燃料デブリ冷却状態への影響についてレポートしました。

 

11ページからは共同通信配信47社、および讀賣新聞に掲載された福島第一原子力発電所に関する記事の概要をスクラップしています。

 

https://1fwatcher.files.wordpress.com/2018/03/201802-01-gennshiro1.pdf

 

【使用済み燃料プール対策】1号機ではオペレーティングフロアの整備の手直しされた計画として「 1号機原子炉建屋北側・中央のガレキ撤去およ び 使用済燃料プールの保護に向けたXブレースの撤去について」が明らかにされました(39ページ~)。2号機では原 子炉建屋屋上の屋根保護層等の撤去のうち遠隔重機による撤去が進行中です(最新情報50ページ)。3号機では燃 料取り出し用カバーの設置工事が完了し、現在、燃料取扱機・クレーン用電源ケーブル及び制御ケーブルの布設を継続実施中です(68ページ)。 また各号機の使用済み燃料の冷却については、循環冷却系による強制冷却から使用済み燃料プール水の自然放 熱による冷却に移行中の様子です(1号機:45ページ~、2号機:52ページ~、3号機:70ページ~)。

 

https://1fwatcher.files.wordpress.com/2018/03/201802-04-nenryo.pdf

 

【燃料デブリの取り出し準備】今月は、イチエフ内部での燃料デブリの取り出し準備に係る作業はなかったようです。 39ページから核燃料デブリ取り出し準備のスケジュールを更新してあります。

 

https://1fwatcher.files.wordpress.com/2018/03/201802-05-debris.pdf