SVCF通信第146号を発行しました(第114回院内集会報告)

主な内容は、帰還困難区域における被災避難者の追加要望をめぐる第114回院内集会報告、投稿「目に青葉」、11年にわたる福島第一原子力発電所事故による避難指示の根拠を問う論考「帰還(続)」です。

第114回院内集会では、帰還困難区域における被災避難者による、避難指示解除・自宅との往来制限の緩和の具体的要望に対して、衆議院環境委員会での質疑を含め、内閣府の回答が具体的内容を持たない状況、その原因、対応策について、以下のように話し合われました。

・これまで避難指示解除と除染は一体で行われることとされてきたが、原発事故から十年余を経て各地の状況は変わってきている。除染のあり方もこれまでと同じでいいのか?必要なところとそうでないところをしっかり見分けて実施させるような方向にもっていきたい。
・「避難指示解除」を一般論として述べていても事態は進まない。帰還困難区域における被災避難者各々の具体的な要望を、福島県内に駐在する政府関係者に直接訴えて、個々に事態改善の回答を得る動きを作っていこう。