渡辺園子/底知れぬ感動を覚えて

 

略歴:
日本の大学卒業後、(株)ベネッセコーポレーションで16年間勤務の後、渡仏。
2都市で6年間学生をした後、現在フリーランスの翻訳・通訳・調査。リヨン在住。

原発の事故が起こった時には、ここまでの状態になるとは想像できませんでした。外国の動き、例えばフランス大使館は在日フランス人に関東からの避難を早々に呼びかけるなどの動きを見せていましたが、大げさだと感じていた自分の無知を恥じています。
現状況では、起こってしまったことは変えられないので、今後の日本を背負っていく世代にいかに負担が少なくて済むようにできるか。考えて実行したいと思っています。

リヨン日本人会(公式サイト http://lyon-japon.net/)では、日本人としてできることをすぐにやろうと、3月13日から義援金募金活動を始め、数々のチャリティーイベントを行いました。支援活動のブログ(http://japonnais.exblog.jp/)もでき、6月24日に紹介された、「60歳以上シニアボランティアによる活動計画」という記事に接して涙を抑えることができないほど感動し、賛助会員として登録しました。

戦後の物資も乏しい時代に、荒れ果てた日本を復興し、経済大国に作り上げて下さった皆さんが、これからの日本のためにまた自らの危険を顧みず力を惜しみなく注いでいらっしゃる。これが涙なしに読めるでしょうか?
底知れぬ感動を覚え、また自分を省みて自己中心的だと自覚しました。
行動隊の皆様の活動を一人でも多くの人に知って欲しいと、個人ブログには毎日リンクを張っています。

我々(40代)も、また若い世代の人達も、一人一人が、自分が日本のために今何ができるか。ということを忘れずに日々暮らしたいと思っています。

行動隊の皆様のご健康をいつもお祈りしています。