川内村帰村者支援活動の近況報告

 

(1) 9月11日(月)、塩谷と家森が川内村役場を訪問し、支援活動に関する覚書(9月14付け)を交わしました。

同日、村内の仮設住宅を訪問しビラ入れを行いました。

自治会長さんにもお会いし、1軒の支援希望者を紹介していただきました。女性お一人の所帯です。県道36号線沿いの五枚沢地区で、避難指示解除準備区域です。状況を伺ったところ印象としてはかなり厳しい状況下での作業となりそうです。作業の開始日程はお嬢さんと相談して決めて役場に連絡し、役場からこちらの事務局に連絡が入ります。

(2) 9月12日(水)、行動隊の安藤、宮城、内藤、添田、川瀬が郡山市内の川内村仮設住宅3ヶ所でビラ入れをしました。

仮設に住まわれている川内村出身のある方から、富岡町の自宅の線量測定をしてほしいという要望がありました。事務局で検討した結果、行動隊の自主活動として要望を受け入れることとし熊谷、伊藤(邦)、塩谷が依頼主の一時帰宅日である21日に同行することとしました。

21日当日は、富岡町の平屋住宅の内外の放射線量率の測定とドアのガラスが割れたままで放置してあったのをベニヤ板で修復すること、ついでに依頼主の親戚の双葉町の倒壊した住宅内から物品を取り出すことをしました。予定した作業は無事に終了し感謝されました。

(3) 9月25日(火)、平井、宮城、川瀬、安藤がいわき市の小名浜地区と四倉地区の仮設住宅のビラ入れを行いました。

(4) 9月26日(水)、川内村に杉田、篠田、家森、安藤、添田、塩谷の6名が特殊タイルの製造会社コドモエナジーのコミュニティーセンターとなる萱葺屋根の民家の屋内外のモニタリングを行いました。なお、近々工場予定の建物内部の線量率測定を行います。

茅葺き民家

五枚沢地区の民家

また、同日午後、前項1の依頼者の住宅内のモニタリングを行い、清掃作業の下調べを行いました。国による屋外の除染作業がまだ行われていない、空間線量率が比較的高い避難指示解除準備区域内の家屋です。今後、この調査結果に基づき作業班を編成する予定です。

鍋倉地区にある仮置場全景

(5) 事務局は作業者用の装備として、布手袋、ゴム手袋、マスク、行動隊揃いの作業用ベストを準備しました。掃除具として、使い捨て雑巾、化学雑巾、モップなども準備しています。皆様はご自分の作業着と帽子(髪の毛の汚染を防ぐ)をご準備ください。

 今後の予定

「SVCF通信」第23号でお知らせしたように、楢葉町役場とも高齢者所帯の支援活動について話し合いを続けています。川内村での作業が始まったら楢葉町役場の担当者の方を招待して我々の活動を見学していただく予定です。

以上