東電から、福島第一原発視察要望への拒否回答書を受け取りました

11月9日(金)、福島原発行動隊のメンバー7名が東京電力本社を訪問し、原子力・立地本部の高瀬部長と面談しました。

今回の訪問は、去る10月15 日に行動隊が東電に提出した「福島第一原子力発電所現地視察についての第二回要望書」に対する東電の回答書を受け取ることにありました。

今回の東電の回答書は、第一回目の回答と同様、「廃炉に向けた現地での作業が引き続き困難な状況下で行われていること等に鑑み、現場作業工程への影響等を配慮して制限させていただいており、貴法人のご要望にお応えするのは難しい」と、視察要望について重ねて拒否しました。

回答書によれば、例外的に視察を受け入れるのは、「原子炉の安定化・事故調査・復旧・中長期対策活動に直接携わる政府、行政関係者の業務等に伴う場合にのみ」とありました。

この日はまた、「現地について詳しいしかるべき 立場の方の話を聞きたい」との訪問メンバーの強い要請に東電側が応えて、原子力・立地本部福島第一対策担当部長山下和彦氏が出席し、福島第一原発の現況について公開資料「中長期ロードマップ進捗状況のポイント」に基づき詳細な説明を行いました。