1fwatcher 燃料デブリの取り出し準備 8月 月例レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。
8月、イチエフ構内で核燃料デブリの取り出し準備に係り新たに始まった作業はありません。
1号機では、内部調査に向けた原子炉格納容器X-2貫通部の穴開け作業が、放射性ダスト飛散量の一時的上昇により中断中ですが、ダスト上昇の機序を確認するための追加データの取得作業は行われているようです。
スケジュールによると、3号機では建屋内の環境改善のための準備作業および線量測定が行われているようですが詳細は不明です。
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また、原子力損害賠償・廃炉等支援機構は9月9日、ホームページ上に「廃炉のための技術戦略プラン 2019」他を掲載し、「① 燃料デブリ取り出しは、把持、吸引といった方法で小規模な取り出しから始める② 燃料デブリの加工や干渉物撤去等の作業についても計画する③ 取り出した燃料デブリは、福島第一原子力発電所内の保管設備に移送し、乾式にて一時保管を行う④ 「初号機」は、廃炉作業全体の最適化等の観点から2号機が適切である」と、核燃料デブリの取り出しについて、2018年6月に本レポートで予測したとおり、2号機での小規模な取り出しから着手する考えを打ち出しました。