1fwatcher　燃料デブリの取り出し準備　3月　月例レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。

2020年3月の核燃料デブリの取り出し準備についてレポートしました。
昨年末改訂された「中長期ロードマップ」において、2021年度に試験的な核燃料デブリの取り出しを開始するとされた2号機 では、 原子炉建屋1階西側通路配管撤去、大物搬入口2階不要品撤去といった建屋内の環境改善作業が行われたようです。
3月27日発表された「廃炉中長期実行プラン2020」 において、1号機に先行して取り出し計画について検討するとされた3号機では、原子炉建屋1階の線量調査･線源調査が実施されたようです。
燃料デブリ取り出し開始の目途がたたない1号機では、内部調査に向けて、 3月12日に内扉で計画している3箇所中、2箇所目となる孔開けが完了しました。
今月は、2019年6月4日の内扉穿孔作業時に仮設ダストモニタの指示値が作業管理目標値を超えて上昇したことに関連して、原子炉建屋カバーダストロールろ紙の一次データに当たってみました。