イチエフウォッチャー「核燃料デブリの取り出し準備」12月レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。
2020年12月、イチエフ構内で核燃料デブリの取り出し準備に係る目立った作業は進んでいません。
1号機では、原子炉格納容器内部調査に向けた干渉物切断作業において、切断範囲の下部に原子炉再循環系統の計装配管が敷設されていることが確認されたため作業を中断し、引き続き対応策を準備中です。
また1号機では、原子炉建屋2、3階のRCW(原子炉補機冷却水系)線量低減に向けた予備調査の結果が発表されています。
2号機では、取り出し機器を開発中の英国での新型コロナウイルスの蔓延により、核燃料デブリの試験的取り出し開始が1年以上延期されることが明らかにされました。
3号機では、スケジュール表によると、原子炉建屋1階北西エリアの線源となっている制御盤等の機器の撤去が行われているようです。
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※ なお、リンク付きの目次は、内容が多くなってきた「5 テーマ別の取り組みの状況」を、(1)原子炉建屋内の線量低減 (2)格納容器内部の状況、核燃料デブリの性状・分布の把握、 (3)堆積物の分
析に整理、中区分した上で、次ページに移しました。