イチエフウォッチャー「原子炉の状態2021年1月レポート」を紹介します

イチエフウォッチャー中島です。
1月のイチエフの原子炉の状態ですが、1~3号機とも、原子炉格納容器内の温度、Xe-135 濃度とも有意な変動は見られていません。
3ページには、廃炉に向けての1月の主な取り組みとして示された事項について、簡単な解説に原資料のハイパーリンクを埋め図示してあります。
今月は、主な取り組みとしては取り上げられていない二つの状況について1ページの概要で報告しました。
まず、1月、原子力規制委員会が、昨年実施した現地調査の結果などを盛り込んだ「東京電力福島第一原子力発電所事故の調査・分析に係る中間取りまとめ(案)」を公表しました。
この中で明らかになったことですが、 これまで使用済み核燃料プール対策レポートで、1号機についてその高線量をレポートしてきた原子炉建屋5階のウェルプラグについて、2号機、3号機で、1号機より2桁高いセシウム137の量が推計されています。
更田原子力規制委員会委員長は記者会見で、「格納容器の底にあるデブリが、高いところにもあるようなもの」と述べています。
また、プロセス主建屋及び高温焼却炉建屋地階にある極めて高い放射能濃度のゼオライト土のうが破損し、東京電力は対応に苦慮しているようです。
イチエフに関する報道も健在です。
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