イチエフウォッチャー「核燃料デブリの取り出し準備」5月レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。
過酷事故から12年目の福島第一原子力発電所では、1~3号機原子炉内の核燃料デブリに向けて、少しずつ作業が進められています。
1号機では、2023年3月にROV-A~Eによる原子炉格納容器内部の調査が終わり、ペデスタルコンクリートの大規模な消失の判明などの調査結果の解析と対応策の検討が進められているはずです。
2号機では、開始が2021年から2024年後半以降に延期された核燃料デブリの試験的取り出しに向けて、構外ではロボットアームなどの取り出し装置の改良が継続し、2号機では取り出し経路であるx-6ペネのバウンダリ構築のための隔離部屋の設置が進行中です。
格納容器内の底部からの水位が5 m以上あり、震度5程度の地震のたびに少しずつ損傷が拡大してるとみられている3号機では、「燃料デブリ取り出し準備 スケジュール」によれば、水位の低下に向けて、S/C(圧力抑制室)に設置された取水設備により高濃度のS/C内包水の水質改善が継続されているようですが詳細は不明です。
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