イチエフウォッチャー中島です。
8月24日に開始されたALPS処理済み汚染水の海洋放出では、現在のところ、海域モニタリング等で規制値を超える問題は報告されていません。
一方、廃炉に関する主な取り組みと状況では、1号機原子炉圧力容器ペデスタルのコンクリート消失への対応策として、震度6弱以上の地震時における放射性物質の閉じ込め機能の強化策が検討されています。
また、2号機の核燃料デブリの試験的取り出しにおいては、取り出し装置であるロボットアームの原子炉格納容器内へのアクセス路であるX-6ペネ(貫通部)内の堆積物の除去に手間取る可能性が出てきており、その場合の代替の取り出し装置としてテレスコ式装置の使用が検討されているようです。