<第136回院内集会>
〇日時:4月19日(金曜)11:30-13:30
〇会場:衆議院第2議員会館地下1階第8会議室(オンライン会議を並行。招待状URLは下記) ※ 先にご案内した参議院議員会館から変更になっています。ご注意ください。上のチラシから参加事前申し込みができます。
https://us06web.zoom.us/j/88640722999?pwd=oGYnMbca5aT0Wos3OoohW1wFzLcToQ.1
〇講師:大熊未来塾塾長 木村紀夫さん
〇演題:「東日本大震災、大熊町から考える防災と社会課題」
【木村紀夫(きむら のりお)】
1965年、福島県大熊町生まれ。同町海沿いの熊川地区で育つ。東日本大震災の津波で自宅は流失。震災当日の夜、津波で流された自宅跡にかけつけ家族を捜したが、福島第一原発から3km圏内に位置していたため、避難せざるを得なくなった。父・王太朗さんは49日後に、妻・深雪さんは3カ月後に遺体 発見。次女の汐凪さんは発見されず、遺骨の一部が発見されるまで5年9か月を要した。
大熊町の現状や持続可能な社会を考える機会をつくるため、2020年4月に一般社団法人「大熊未来塾」 https://311mn.org/kataribe008 を立ち上げる。「大熊町から、未来を考える」をコンセプトに、他の被災地の伝承者をゲストに招いたトーク、双葉郡で伝承活動をしている若者とともに沖縄の伝承に触れるなど、大熊町に限らず社会全体の未来を考える機会を、地域や世代を超えて実践している。
朝日新聞デジタル 2024年3月11日 11時30分
【ここが娘の遺骨が見つかった場所 福島・大熊町の現在を伝える父親】 https://www.asahi.com/articles/ASS3B77Q4S3BUQIP032.html
東日本大震災と福島第一原子力発電所事故で大きな被害を受け、震災から13年がたった今も多くの町民が帰還できていない福島県大熊町。震災で家族を失った木村紀夫さん(58)が10日、米コロンビア大公共政策大学院で行政政策などを学ぶ学生ら10人を案内し、大熊町の現状を説明した。この日は午前8時半ごろ、隣町の富岡町の商業施設で集合し、立ち入りが制限されている帰還困難区域に入った。いずれも中間貯蔵施設の敷地内にある、汐凪さんが通っていた熊町小や、津波で全壊した木村さんの自宅跡地、汐凪さんの遺骨が発見された場所などを巡った。
冒頭、木村さんから、数時間の立ち入りで健康に影響はないものの、他の場所よりも放射線量が高いという説明がされた。多くの学生は防護服を着用することを選び、はじめのうちは珍しがって写真を撮りあったりしていたが、木村さんの説明が進むにつれ、真剣な表情で聴き入った。