イチエフウォッチャー「核燃料デブリの取り出し準備」2024年5月レポートを紹介します

イチエフウォッチャー中島です。
過酷事故を経て、最新の中長期ロードマップ上では2051年の廃炉をめざし、廃炉作業14年目の福島第一原子力発電所です。5月の核燃料デブリの取り出し準備の進捗状況をレポートします。
2号機では、今年8月とも10月とも言われる核燃料デブリの試験的取り出し開始に向けて、取り出し装置の挿入経路であるX-6ペネ内を埋め尽くしていた堆積物の除去が5月13日に完了しました。
この状況を得て、ロードマップの現在の達成状況をおさらいし、核燃料デブリの取り出し開始をもって第2期を終了し廃炉に向けての最終期(第3期)を迎えるとされている、ロードマップの改訂の可能性について考えてみました。
また、東京電力が発表した<1号機 PCV内(X-2ペネ内扉)サンプル採取計画>、および<3号機原子炉建屋内部調査>の進捗状況について新しくレポートしました。
レポート本文をご覧ください。