イチエフウォッチャー「使用済み核燃料プール対策」2024年6月レポートを紹介します

福島第一原子力発電所1・2号機原子炉建屋5階オペレーティングフロアにある使用済燃料プール内の計1007体の使用済み核燃料の取り出し準備は、いずれも取り出し時(2025年以降開始)および準備工事の放射性物質の環境への放出を抑制するための工事が継続されています。過酷事故時の水素爆発によって原子炉建屋5階上部が吹き飛んだ1号機では大型原子炉建屋カバーの設置が、事故時のベントの失敗によってオペレーティングフロアが1・3号機に比べて高線量である2号機ではオペーレーティングフロアへのアクセスとなる構台の設置が進められています。今月も新たなレポートはなく、進行中の工事の続報、スケジュール等の更新のみです。