イチエフウォッチャー中島です。
2011年3月11日の過酷事故からちょうど15年目の福島第一原子力発電所。2026年2月の原子炉の状態および主な取り組みと状況について報告します。
東京電力の発表によると、2月25日現在、福島第一原子力発電所では、1~3号機の原子炉格納容器空気温度、放射性物質濃度とも有意な変動は見られていません(7ページ参照)。
ただ気がかりな状況が一つあります。
1号機ではPCVの耐震性向上のため、2024年3月から原子炉注水量の低減により水位を低下させてきており、8月には水位がPCV(D/W)底部に到達、水位は横ばいとなりました。しかし同年12月から、S/C(圧力抑制室)水位の自然降下速度が増加しています。
このS/C水位の自然降下速度の増加については、2025年2月17日の第116回特定原子力施設監視・評価検討会において、S/C内部の高濃度の滞留水が、確認や補修・付け替えが困難なS/C底部の配管が経年劣化により破損し、ここから原子炉建屋内に漏えいしているという推定、この漏えい量が急速に増えると原子炉建屋内の水位がサブドレン水位を上回り、原子炉建屋内の高濃度滞留水が外部に漏れていく可能性があるのではないかという疑問などが示されています。
今後アップする予定の「核燃料デブリの取り出し準備」2月レポートでもう少し詳しく見ていくつもりですが、気になる方は第116回特定原子力施設監視・評価検討会議事録(レポート本文6ページ黄色コラムR1にリンクを貼ってあります)をじかにご覧ください。
















