イチエフウォッチャー中島です。
2011年3月11日の過酷事故から15年と4ケ月たった福島第一原子力発電所。2026年6月の使用済み核燃料(以下、核燃料)プール(以下、プール)対策の進捗状況について報告します。
1号機では6月22日、プールのある原子炉建屋5階のオペレーティングフロア床面のガレキ撤去が開始されました。2号機では6月1日、プールからの核燃料取り出しが開始され、まず未使用燃料14体が取り出され地上の共用プールに保管されました。
インベントリ(放射性物質総量)によってリスクを測った場合、現在の福島第一原子力発電所のリスクの90 %以上を占める核燃料が、無事、地震や津波により傷ついた原子炉建屋5階のプールから取り出され、相対的に安全な地上の共用プールに保管されることを祈ります。
なお、廃炉等支援機構の「東京電力ホールディングス㈱福島第一原子力発電所の廃炉のための技術戦略プラン 2025」によれば「2031 年内に1~6号機の全てで使用済燃料プールからの燃料取り出しの完了を目指す」とされています。
一方、6月11日、3号機で、プール循環冷却一次系スキマサージタンクの水位の低下が確認され、原子炉建屋に隣接する廃棄物処理建屋地下1階にあるプール一次系戻り配管からの漏えいであることが確認されています。
2024年8月の2号機プールの一次冷却系配管から漏洩、2024年12月からの1号機S/C底部配管に開いたピンホールからの漏えい(これはまだ続いています)に引き続く、原子炉あるいはプールに直結する配管の経年劣化によると推定される損傷・漏えいです。
いずれもレポート本文でご確認ください。
















