原発ウォッチャーの活動を今年3月をもって休止します。
2011年3月に福島第一原発事故が起きてから、東京電力のウェブサイトでは福島第一原発の状況に関する情報・データが公開されていきました。しかしその量が膨大であること、またその十分な理解には専門的な知識が必要であることから、これらの情報・データが一般的に十分活用されてきたとは言えません。
福島原発行動隊は、2011年秋、東京電力が公表している情報・データを中心に、マスメディアの報道も参考にしながら、福島第一原発の現状について深く分析する専門家チーム「原発ウォッチャー」を設けました。
それ以後、原発ウォッチャー・チームは毎月一度定期的に会議を開催し、東京電力の情報・データを分析して報告書にまとめ、行動隊のウェブサイトで公表してきました。
しかしながら、チーム・メンバーの世代交代が進まない中で、現在のメンバーもご自身やご家族の健康上の問題などで活動を継続することが年々難しくなってきました。こうした事情を踏まえ、今年3月をもって原発ウォッチャー・チームの活動を休止することを決定しました。
福島第一原発の事故収束事業が難航し、今後の展望もまた非常に不透明な中で原発ウォッチャーの活動を休止することは行動隊としても非常に残念ですがやむをえません。
これまで応援していただいた皆さまにはご期待に沿えなかったことをお詫びするとともに、以上の事情をご理解いただければ幸いです。
福島原発行動隊
(参考)これまでウォッチャー・チームが参照してきた情報ソースは以下の通りです。
1.東京電力
(1)廃炉・汚染水対策チーム会合 事務局会議
(2)汚染水処理対策委員会関係資料
(3)廃炉・汚染水対策現地調整会議関係資料
(4)プレスリリース関係(作業者の被ばく線量の評価状況について等を含む)
(5)報道配布資料
http://www.tepco.co.jp/decommision/news/handouts/index-j.html
2.原子力規制庁
http://www.nsr.go.jp/
(1)原子力規制委員会関係資料
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/kisei/index.html
(2)特定原子力施設監視・評価検討会関係
http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/tokutei_kanshi/index.html
3.経済産業省(1) 廃炉関係
(1)廃炉・汚染水対策福島評議会関係資料
(2)廃炉・汚染水対策チーム会合/事務局会議
(3)廃炉・汚染水対策ニュースレター
(4)公募情報
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/decommissioning.html
4.経済産業省(2)汚染水対策関係
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku.html
(1) 廃炉・汚染水対策現地調整会議 汚染水処理対策委員会関係
(2) 汚染水処理対策委員会関係
(3) 陸側遮水壁タスクフォース関係
(4) 高性能多核種除去設備タスクフォース関係
(5) トリチウム水タスクフォース関係
(6) 地下水バイパス計画関係
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/osensuitaisaku.html
5.原子力損害賠償・廃炉等支援機構
http://www.ndf.go.jp/
6.福島県庁
(1)原子力安全対策課
http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/16025c/
(2)廃炉安全監視協議会
http://www.pref.fukushima.lg.jp/site/genan02/
7.その他の関連機関
(1)国際原子力機関(IAEA)
https://www.iaea.org/front
(2)原子力安全技術センター
http://www.nustec.or.jp/
(3)放射線影響協会
http://www.rea.or.jp/
(4)日本原子力研究開発機構
http://www.jaea.go.jp/index.html
8.メディア
NHK
http://www3.nhk.or.jp/news/genpatsu-fukushima/top/
読売新聞
朝日新聞
毎日新聞
東京新聞
日本経済新聞
福島民報