山田が「超人大陸」というインターネットビデオサイトに登場しました(文字おこし追加)

山田が、「超人大陸」というインターネットビデオサイトに登場しました。
「NPOカルチャーショッククラブ」(略称:カルショック)というインターネットサイトで、さまざまな著名人などのインタビュー(発言)を収録したビデオが公開されています。山田は、その一人として登場しています。
このサイトの担当者のお話では、山田を第一回として、行動隊参加者を連続して取り上げたいというねらいがあるようです。

http://www.choujintairiku.com/yamadayasuki110704.html

超人大陸ホームページ:http://www.choujintairiku.com/

以下、文字おこししたものです。
(文字おこし:木村将)

 福島暴発阻止行動プロジェクトを呼びかけた山田でございます。
 
 私は大学を卒業後住友金属という鉄鋼メーカで仕事をしておりましたが、その間に、プラントを造る、或いは海外にプラントの技術を売るというような仕事をして来ましたので、この福島原発が津波に遭って、電源が止まったという事故があった時にどんなことが起こるかという事について、色々考える機会がありました。
 現役に仕事をしている間に、原子炉のこともそれなりに勉強してきましたので、電源が止まって冷却が出来なくなったと云うことは、大変な事故だということについては非常によく分かった積もりです。細かいことは兎も角として、事態の本質というのは大変な事なんだなーと…。

 そこで考えられたことは、冷却のシステムを直ぐに作り直さなくてはいかんと、そうしないと大変な事故になるぞと、いうことで、 この作業を一体誰が遣るかと、云うような事が初めから、我々、事態を考えた者にとっては、大きな問題として議論されてきました。
 事故から数日の間で議論している中で、矢張り大変な汚染の中で修復の仕事をしなければならないということが話題になり、そういう仕事を若い将来のある人達だけに遣らしておくというといのは大変なことだと、いうことで、少しでも我々高齢者が現場には行って仕事をする、そのことによって若い人達の被曝を少しでも減らすことが必要だと、いうふうな事に話しの中でなってきた。

 これを、じゃー、どうやって実現するかというのが、次の問題だった訳ですが、私の近くに居る仲間何人かと色々議論しながら、やはり、まぁ我々の思っている色んな繋がりの人達に思い切って呼びかけてみようということで、4月の初めに2500人位に呼び掛けを始めたのがこの運動の、或いはプロジェクトの始まりです。

 これまで二月半余り経ちましたが、この間にインターネットを通じて、或いはテレビや幾つかの新聞などを通じて非常に多くの方が、この私の呼び掛けを見て頂き、今までに400人余りの方々がこのプロジェクトで「実際に仕事をしよう」というふうに言って下すっています。1300人くらいの方がこれを応援すると仰ってくれています。
 カンパも、この何者かも分からない山田が呼び掛けたプロジェクトに対して500万円のカンパがもう既に集まっています。
 世界のメディアも広く注目して流して呉れています。
 
そういう中で、私達は政府の方々、議員の方々に働き掛けをしてきまして、ようやく細野大臣も我々の行動隊を頼ると、或いは我々の行動隊の力を使って、この事態、プロジェクトの、或いは事故の修復に力を注ぎたいということを表明されるようになりました。
 こういう動きの中で、ようやく7月(今月)の半ばには私達の代表団が5人程で福島原発の現地を視察し、現地の責任者である吉田所長と議論をして、この修復に対して我々がどのように貢献することが出来るか、ということを相談するという機会が出来ることになりました。

 今後、どんなふうに動いて行くかということについては、まだ具体的なことは何も決まっている訳ではありませんけれども…。
 私達としては、今までの東電の下請け孫請けという、そういう体制の中で、単なる作業員として現場に入るという形ではなくて、もっと、東電と対等な立場、或いは国のサポートのある組織として、この修復のチームの重要な一員として貢献すると、活動すると、いうふうなことが必要だと、いうふうに考えております。このことは細野大臣にも既に申し上げておりますし、東電さんにも話をしております。

 更に、国がこの事故の収束を国家のプロジェクトとして検討するという方向で、公的な検討も進められようとしているところでございますので、私達は視察した結果をもって改めて国と、東電さんと或いは保安院の方々と、キッチリと方向を造っていくと、いうふうなことをしたいと思っています。

 更に、我々は、この組織自身が、或いは国が創る組織が、現場で作業する方々のリクルートから、事前の準備、訓練、更に現場での安全管理、被曝の管理、更に仕事が終わった後の健康のトレース、数十年単位でするような長い期間の健康のトレースという処まで、全体を一貫して管理し、キチットしたサポート体制を作っていくというふうなことを目的にこのプロジェクトを進めて行きたいと考えています。このことは、特に、この非常に危険な中で、大切な問題だと考えております。

 それともう一つ大事なことは、私達の組織は、或いは活動は、基本的に志願者の、自発的な活動であるということが重要な事です。その為に、色々な意見がこの行動隊の中にはあります。この色んな意見を全部生かし、皆が、しかも異なった意見の下に、しかも一つの行動に結集すると、そういう形をずっと採り続けながら、一人一人が自分の考えに従って行動すると、自分の考えで現場の作業に取り組むと、いうふうなことがズット出来るような事を守っていきたいと、いうふうに考えております。
 このことが、私は一つの、日本にとって文化的な大きな展開の、新しい展開の切っ掛けになるのではないかと、というふうなことも考えています。大変大それた望みかもしれませんが、こおようなことが我々が、生きてきたということの証の一つになるのではないかと、いうふうに考えております。

 ありがとうございました。