第7回院内集会(2011年7月28日)

 

動画はこちらでご覧いただけます。
http://www.ustream.tv/recorded/16307548/highlight/190829

以下は、賛助会員の方に文字おこしして頂いたものです。

2011.07.28 11:00-14:00
参議院議員会館1F 講堂

伊藤:きょうは第7回の院内集会になります。では初めに、いつもお力添え頂いている参議院の牧山ひろえ議員の秘書の方に初めにご挨拶頂きます。

 

開会挨拶等

平林:皆様おはようございます。わたしはこの会を主催しております参議院議員牧山ひろえ事務所の秘書、平林と申します。どうぞよろしくお願いいたします。本来でありましたら、牧山ひろえ参議院議員本人がこの場所にいるべきなんですが、本日牧山議員が所属しております国会での公式な委員会、内閣委員会というところで本日10時から12時15分まで、障害者の基本法について改正法律の審議を行うことが昨日正式に決まりました関係で、牧山はそちらに出席しなくてはならなくなりました。委員会が終了しただいこちらに駆けつける予定でございますので、何卒ご了承いただければと思います。

さて、この会の主旨なんですけれども、できるだけ多くの国会議員の皆様に賛同してもらうということがあります。そのために毎回多くのボランティアの方々にお手伝いをいただきまして、この会合のご案内を各議員の事務所一軒一軒回って頂いて、案内をさせて頂いております。以上ご理解を頂ければと思います。それでは司会の方にマイクを戻します。ありがとうございました。

 

伊藤:ええと本来ならば牧山議員に司会をお願いするんですが、今お話のように本日も委員会があり、そこには委員は出席しなければならないということでですね、きょうも途中までできませんので、私、前回に続いて、事務局に顔を出している伊藤と申します。司会をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

それでですね、もう一度、再度私の方からお願いですけれども、前回、議員の方がいらして発言をしていただくときにですね、ちょっと不規則発言があって、やめろ、みたいなことがありました。で、今お話にありましたようにこの集会は院内集会であるということと、今回はですね、おととい、私たちのメンバーがですね、参議院衆議院の全部の議員の事務所を回ってですね、きょうの集会の出席を要請しています。それから私たちのプロジェクトの主旨を説明してですね、協力をお願いしています。ですからきょうも議員のかたが見え、あるいは代理の秘書の方が見えたらその都度私は紹介します。そして発言を求められたら、発言をして頂きます。そのときにですね、やっぱり無礼な言動というのは絶対に慎んでいただきたい。私は少しでも私たちの運動の考えをですね、議員の人たちに分かって頂こうというふうに努力している訳ですから、そこら辺のところ、しつこいようですけれども、よろしくお願いします。

早速ですが、参議院議員の若林健太議員が来て頂きました。ちょっとご挨拶をお願いします。

 

若林議員:あのう、参議院議員の若林健太と申します。長野県選挙区で昨年初当選をした者であります。きょうはあの、福島原発行動隊、案内状主旨を見て大変感動してあのう、少しでも私自身の理解を深めたいという思いで伺わせていただきました。不幸な事故が起こりました。なんとかこれを収束していかなければなりません。多くの皆様の知恵とそして、経験者の方の勇気、行動に私どもは頼っていかなければならない。そのための後押しを政治として何ができるのか、しっかり私も考えて行動して参りたいと思います。きょうこういう院内集会を開いて頂いて、ここに来て頂いた皆さんに感謝を申し上げて、ご挨拶にさせて頂きたいと思います。(拍手)

 

伊藤:ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。それでは早速始めます。きょうの院内集会の進め方ですけれども、山田代表の方から提案をさせて頂きます。そしてその事に関しての質問、議論をお受けしますが、従来は代表が話をしてその事についてご意見があって、また代表が返事をするというようなやりとりでした。できれば提案をしますので、きょうはですね、会員同士意見が交換できるような討論ができるようなそういう形に持って行きたいと思います。それからメディアの方に前回はこちらからの感想を話した後に最初に質問をメディアの方からお受けしたんですけれども、今回は申し訳ないんですけれども、一般の会員の討論がすべて終わった後にメディアの方からの質問を受けたいと思います。よろしくお願いいたします。そのように進めさせていただきます。よろしくお願いいたします。それでは代表の方から本日の集会に対する提案をお願いします。

 

山田:おはようございます。山田でございます。前回2週間前の院内集会で現地視察をして入ってきて、生の形でお話させていただきましたが、その後いろいろな方と関係者その他応援してくださる方々等々とかなりの議論を詰めて参りました。現在、ご存知のように国会は8月一杯。その後どういうふうな政治状況になるか非常に不透明な状況になっています。そういう中で、必ずしも大きな、政治家の中から大きな動きが出にくいという、そういう状況の中で我々が直近のところでどういうふうな活動をすべきか、いうふうなことを考えた上で、きょうお手元にお届けしました資料、提案の案を作った訳です。これについては、すでに行動隊員の方々および賛同者の方々にメール、郵便でお送りしています。郵便の分はまだお手元に届いてない方もいらっしゃると思いますが、メール、ファックスの方はすでにお手元に届いておりますし、今朝までの時点で数十人から百人位の方がメールを、ご意見を頂いています。まだ全部に目を通すに至っておりませんが、そういう私のご提案に対して皆様のご意見を頂いてさらに煮詰めて東電および政府に提案を持って行きたいというふうに考えております。

で、提案の案の骨子は大きく3つございます。ひとつは当面の活動。それから2番目は被爆管理に関わる問題、3番目は収束プロジェクトの在り方と、大きく分けて3つあります。かなり思い切った提案も中に入っているつもりです。

 

第一の提案

最初の提案はともかく我々が今、なるべく早く現場に入って何らかの形で仕事するというチャンスを作りたいということに関わるものです。2番の方で述べますけれども、現場の中枢のところに入って仕事をするためには、かなりいろんな体制を整備するということが必要になってくるということがありますので、1番のところは主として現在東電および東電のグループ、9電の方々がやっていらっしゃるような仕事に関わるところ、というふうに考えています。これは周辺20キロ地域内を含めての汚染のモニタリング、これは構内も当然含まれる訳ですが、このモニタリングの作業というのは一定の被爆をしながらやらざるを得ないことで、主として東電と応援の9電力の各社の社員の方々がやっておられる仕事だと聞いております。この仕事を我々が一部肩代わりする、あるいは全部肩代わりするというふうなことができるのではないかというふうに考えます。これについては必ずしも特殊な技能を必要とするものではなくて、基本的な作業手順それから安全に関する約束事をしっかり守れば十分やれる仕事だというふうに考えています。

2番目はいわゆる瓦礫の処理に関わるところですが、構内の非常に汚染の激しいところは、無線あるいは有線の遠隔の重機を使ったりしてかなりの程度瓦礫の除去が済んでおりますが、まだまだ必要最小限のところを除いて構内も相当の瓦礫が残っています。さらに周辺地域についてはほとんどまだ手つかずであろうというふうに思います。これについては、我々の仲間のなかで重機を自ら用意して行けるというふうな方もきょう来ておられますし、こういう力を使って、それから我々のメンバーの中に相当数の特殊重機の運転免許を持っておられる方がおられます。こういう方々の力を直ぐにでも出して仕事をしたい。さらに当然のことながら瓦礫処理のかなりの部分、細かい所は人手でやらんきゃならないというところあるはずです。これについては特殊な免許を必要とする訳ではないので、我々が、被爆の影響が最も少ない我々が活動するという余地が十分あるだろうというふうに考えます。この2点は、本来我々の要求としては、国家プロジェクトとして、ということでありますが、現在ただちに活動するという段階では体制が整わない間は、東電の仕事を請け負うという形でやることも厭わないというのが私の提案の骨子です。

 

第二の提案

この1番目の作業をやっている中で、将来あるいはなるべく早くやらなければならないといのが次の問題です。これはいわゆる被爆の管理の問題なんですが、今朝の新聞にも、東京新聞にも報道されていたように、被爆限界を福島原発では今までの250から350ミリシーベルトに上げなければならないというふうな、上げるという案が出ている、あるいは決まったのか、そういうところだと思いますが、この状態でうっかりすると、被爆した人が大量に発生して、他の原発でのあるいは燃料処理の設備での作業をする要員が大幅に不足するという事態が起こりかねないということがございます。ここでは細かいことを色々書いてございますが、また討論の中で詳しく説明したいと思いますが、被曝量のデータそのものは中央登録センターでもって集約されてはいるんですが、これについて、これを元にしてデータを元にして作業者の被曝量をコントロールして将来の作業をする人が不足しないようにコントロールするというふうな、非常に面倒くさい仕事をやらないといけないと思うんですが、それをやれる体制が現在ありません。特に現在の日本の、あるいは東電、東電だけではなくて日本の多くの会社での仕事の仕方というのは発注者、この場合は東京電力ですが、そこから元請け企業が仕事を受け、それからその下の元請け企業の関連会社を中心としたいくつかの会社、さらにその下の作業をする会社というふうな3段4段あるいはもう1段下くらいまでの請負の体制がある訳で、被爆の実際の1人1人の被爆の管理というのは極端にいうと個人任せになているというのが実体です。これでは全国の原発のメンテナンスをしていくということを保証する作業者の確保はできない。さらに我々が、老齢者が特に危険なところを受け持とうというふうな最適な配置をするということも非常に難しいということで、現在の体制のまま我々が一番望んでいる若い人たちの被爆を少しでも減らして我々が肩代わりしようということについて、出現する、実際に運用することが非常に難しいということもこういう体制を何とか作っていくというふうなことが必要なんではないか、というのが2番目の提案の骨子でございます。

で、さらにこの事は特に被爆限界を上げたということも踏まえて、被爆後の作業者のその後の健康管理ということをきっちりやれる体制を作っていくということがどうしても必要だと思います。現在のところはこの辺の管理はいわゆる雇用者の責任になっています。ということは被爆した作業者が職を離れると誰も面倒見てくれないというのが現在の状況です。これは非常に危険な状態だし、さらに数日前の新聞に報道がありましたが、3月4月に働いた人のうち200人近い人が行方不明だということになって、後のトレースができないというのが現在の状況です。これは是非ともきっちりした体制をとらなければならないし、少なくとも我々自身の福島原発行動隊のメンバーが仕事をしていく、この1番のところで仕事をしていく過程では健康の管理まで含めてきっちりできる体制は用意するということを考えています。

 

第三の提案

3番目の問題はこういう体制を作ってそれをしっかり運用するということも含め、今後の福島第一原発の収束の仕事を現在東電の安定化センターが責任者になって仕事をしている訳ですが、これを国家プロジェクトにするというふうなことを主として提案したい。

これはどういうことかというと、現在あまり注目されていないんですが、ステップ1、ステップ2、いわゆるロードマップでいっているステップ1、ステップ2、今年いっぱいくらい予定している過程の間の建設工事というのはすべて応急処置であって、恒久的な設備では全くないということに注意する必要があります。1番はっきり分かることは現在の循環注水冷却の配管というのは、配管ではなくて全部ホースで繋いであるということがあります。これは新聞ではあまり報道されてないんですが、東電のホームページの奥の方を丁寧に見て資料を引き出すと、細かく写真が一杯出てきますけれども、全てホースです。これは原発の設備では法的にも許されてないことですが、緊急、短い時間の間に急いで設備を作ってともかく冷やすということのためには、ある意味では仕方のないことだと考えられます。しかしながら10年冷却を続けるということを考えたら到底このままでは駄目。あるいは放射性物質が飛散しないように建屋にカバーを作るという計画がすでに2に入っていますけれども、これも私の記憶では1ミリのポリエチレンシートを被せるというふうなことですが、これで何年も持たせるのは到底考えられないということです。そういう意味でステップ2までの作業、建設作業と、それ以降の中長期の作業というのは全く異質の仕事になるはずです。これを同じチームの人間が同じようにやっていくというのは大変難しいことだというふうに考えます。これは会社の、皆様いろんなところで仕事をされていて、会社毎に風土が違ってその風土を変えるというのがいかに難しいかというのを体験された方も非常に多いと思いますが、今の突貫工事をやる、やったチームがそのまま恒久設備の工事をやるということはちょっと簡単ではない。相当難しいことだと考えられます。そういう意味でのチームを再編するというふうことが必要なのではないか。特に巨大なプロジェクトに対しては、プロジェクトをきちっとマネージする、いわゆるプラントエンジニアリングで言われているプロジェクトマネージメントのプロが仕事をして、いろんな意味でスケジュールも人員の配置も重機の配置とか最適化し品質もきちっと管理するというふうなそういう体制を整備するということが1番望ましいことではないかと考えます。同じような提案をしている方は沢山いらっしゃいますが、我々も改めてここでこうしたい。もしそれができないとしても、少なくとも今のような管理ではなくて、もっと徹底的な専門家がきちっと現場を事細かに見ながらきちっとチェックする体制を整備する。今それなりに政府の機関の中にチェック機構が存在はしておりますが、これをもっと現場に密着した形で細かくチェックをしていく。端的に言えば東電がこう言いましたということで済ますのではなくて、現場にきちっと入っていて現場の状況を見、計画の先々をきちっとチェックするというふうな体制を整備するというふうなことがどうしても必要ではないかというふうに。

この大きく分けてこの3点を私どもの提案の骨子、提案として今後東電、政府に提案していきたいと考えます。皆様の忌憚ないご意見と御討議をお願いしたいと思います。ありがとうございました。

 

第一の提案に関する質疑応答

伊藤:民主党の平山たいろう議員の秘書の方がご参加くださいました。ありがとうございました。それでは今の提案に関しての質問を受け付けます。質問です。大きく分けて1番目、2番目、3番目というふうになっていますので、まず1番目から質問。また2番目からまた質問。一応質問を頂いてから討論という形にします。それもできるだけ絞って、1番目に関する討論、2番目、3番目。最後に総括的なご意見等ございましたら、それもお受けしたいというふうに思っています。

それでは今の提案の1番目ですが、収束作業への当面の参加という形です。1つ、モニタリング、それから20キロ圏内の瓦礫処理という形で当面そういう形で参加していきたいということについて、質問のある方お願いします。はいどうぞ。

 

三宅:賛助会員で行動隊メンバーの三宅という者でございます。こちらのカッコ1とカッコ2にですね、「周辺20キロ圏内の」という内容が書かれておりますが、プラント内というだけのことではなかったのかなあと思ってるんですが、ここではっきり20キロ圏内と追加された、というか明確にされた根拠を教えて頂きたいと思います。

 

伊藤:他に質問ある方。1番目ですから。

 

加藤:桜美林大学の加藤と申します。現在プラント内部でも瓦礫の処理に当たっているような若い一般の労働者というのはいるんでしょうか。もしも我々が入っていった場合、そういう人たちと仕事がバッティングすることはないんでしょうか。

 

伊藤:他にはいませんか。はいどうぞ。

 

中村:千葉大学におりました中村です。あのう1番と2番の作業員、行動隊から派遣する場合の健康管理体制はどうなりますでしょうか。どのような用意がなされているのかご説明を願いたいと思います。

 

伊藤:はいどうぞ。

 

西田:西田アキヒロといいます。一応メンバーに申し込みをしたんですが、年齢的にまだ60歳に達していないということで、今予備ということになっておりますけれど、今この原発の20キロ圏内というのは今は立ち入り禁止地域になっていると思うんですが、そのなかに今こういった形で本当に立ち入っていいのかどうか、そういったとこの許可とかっていうのは一体どこが保証してくれるのでしょうか。またそういった所に立ち入るに当たってそれなりの健康管理とか被曝量の健康管理とかそういうふうな体制はどのような形になっているのか教えて頂きたいと思います。

 

伊藤:それでは今の4人の方の質問に答えたいと思います。

 

山田:まず20キロ圏内というのはおっしゃるとおり立ち入り禁止です。それでこの部分のこの範囲内のモニタリングというのは現在東電の責任で東電の社員と9電力、他の電力会社から応援に来た社員の方々がモニタリングをやっています。すべて子会社とか、失礼、外注された仕事ではなくて東電が自らコントロールしているというところです。そういう意味で、直ちに東電さんと話をつけれれば、ただちに仕事に入れるということがこの点を取り上げた理由です。20キロ圏内、元々の話はプラント内だけだったんですが、20キロ圏内を入れたのは、この圏内まで含めて汚染の状況のチェックをして、細かいところはこれから調べるところなんですが、多分いわゆるSPEEDIというモデルを使って現在の放射性物質の排出の状況を推測するデータにするというふうなことにもなってるだろうというふうに思います。そいういう意味でプラントと密接な関係にあるというふうに考えられます。

それから瓦礫の処理につきましても、これは東電さんが自らやっている仕事です。ただし現在のところは構内だけです。と私は理解しております。で構外、20キロ圏内を含めたのは、いずれ何らかの形で処理をしていかなければならないだろうということがありますので、その際は続けてやる方が体制は整備されているし、しやすい。それからいったん汚染された重機は当然他のところで使えませんから、周辺に持って行って汚染されたところの処理に使うということにするべきだと思います、せざるを得ないと思います。そういう意味でも20キロ圏内を含めると。これがもしかするともうちょっと広くて30キロ圏内まで入るかもしれませんけども、原則人の入れないところの仕事をするという意味です。ここに入っていくには、前回のときにもちょっと申し上げたと思いますが、20キロ圏内、20キロのすぐ外側のあたりに海岸で南側の海岸にJビレッジがあって、田村市、それから南相馬、たしか3カ所、全部服を着替えて、いわゆる白い防護服を着る、着替える。そこからマスクをして入って、原発のうんと近くまで5キロ10キロあたりではいわゆるフィルター付の全面マスクに代えてということになります。そういう意味で構内とほぼ同じような防護の体制で入るということになります。モニタリングについては現在は、地面の汚染を測定するのはクルマから下りてやっているようですが、空間線量についてはクルマの窓から線量計を出して、それで人間はクルマの中にいて測るというふうなことでやっていると聞いています。塩谷さんそれでいいですか。

 

中村:健康管理は。

 

山田:健康管理は今、東電の管理の体制の中に入っていることだけなので、いわゆる

Jビレッジからの20キロ圏内に入るについては全部東電の管理下に入るという格好になってます。構内と同じ扱い。

 

中村:行動隊として独自の健康管理体制をとる必要はないということですか。東電の健康管理体制に入ればいいということでしょうか。

 

山田:現在の体制ではいわゆる健康管理をきちっとやられるというのは全く、全くというと語弊があるかもしれませんが、私としてはきわめて不十分な体制でしかないというふうに考えますので、すでに健康管理の相談ができているところについて、塩谷理事長が担当して専門の医師、医師に検討を依頼しています。そこのところを説明してください。

 

塩谷:ええと、被爆に伴う健康管理の話ですが、行動隊の中に元国立がんセンターのお医者さんがおいでになって、その方が行動隊の健康管理はこうするべきだというスキームを作ってくださいました。それにしたがって例えば実際に我々がこの前いったときには、ただの視察ですけれども、ええと法律があってともかく被爆するような可能性のあるときにはこういう健康診断をしなさいと。そこで電離放射線健康診断という診断があります。それの記録をきちんととることと、あと保管すると。それから年に少なくとも2回、6ヶ月毎に通常の労働基準法で定められている健康診断を行い、それを記録してその記録を保管しておくと、いうことをすでに始めております。たった5人の記録ですけども、すでに始めた。それから瓦礫撤去なりモニタリングに行ってくださる方々に関しても全く同じ手続きをとるように現在準備中です。そんなところでいいですか。

 

伊藤:よろしいですか。他に。どうぞ。

 

加藤:あのう、私が質問したかったのは、現在原発の労働者として若い人たちもずいぶん高額で雇われているという状況があると聞いております。そうした中で私たちが入ることによって、なんらかの、ある意味で職を奪うということ、それに伴うトラブルといったことはないのかということを懸念しております。その点についていかがでしょうか。

 

山田:この議論は極めて広く本質的なところだと思いますので。いずれの形にせよ現在若い人たちが仕事している訳ですね。その中に我々の提案は、若い人たちが被爆するのを我々が肩代わりしようということですから、本質的にその方々の職を奪うということになるわけですね。これについてどう考えるかということは前回たしか議論があったんですけども、改めて皆さんどう、私が答えるというより、皆さんがどうお考えになるかというのを議論して頂けたらと思います。

 

伊藤:ええと、質問という形で。後で議論の形をとりますから.質問でいいですか。はい。

 

海老原:行動隊の海老原と申しますが、放射線被曝の一つの原則として広く薄くというのがありますよね。広く薄く。ですからできるだけ、同じ線量を浴びるのであれば、沢山の人にできるだけ少ない線量を広く拡げるというか薄めるという概念があります。それから考えれば若い人たちの職を奪うのではなくて、時間をシェアするという形でサポートする、できる方がいいんじゃないかと私は思う。全部我々が肩代わりするのではなくてシェアする。それからこちらにいらっしゃる方は、指が短くて太い、いわゆる職人、匠の方ですから、その方の指導というのも重要な事項になると思いますから、やはり職を奪うのではなくて、被曝線量、若い人の被曝線量を少なくしてあげるという考えではいかがでしょうか。

 

伊藤:ありがとうございます。それは後ほど討論の中でもう一度十分に話し合いたいと思います。民主党の小川敏夫議員がさきほど来て頂きました。ちょっと用事があって帰られましたけれども。それから参議院議員の田中直紀議員が参加して頂いていますので、一言ご挨拶をお願いします。

 

田中議員:どうもみなさんこんにちは。参議院議員の田中直紀でございます。牧山ひろえ先生と大変親しくさせて頂いております。12時半頃にですね、今内閣委員会が開催されておりまして、先生も駆けつけるということでありますが、私も当初出席をさせて頂きましたので、激励に伺った次第であります。皆さん方の思いが、実際にですね、この原発事故の収束のために、この通じるように我々も努力をしてきておるところでありますが、この事故におきましては、当然東電が中心なりあるいは東芝とかIHI、それぞれ人をですね今回事故の処理のために動員しておると聞いておりますけれども、しかしそれが実際に今の状況でこの事故が収束できるのかどうか、あるいは3ヶ月単位でですね、人という人をですね使っていくということになりますと、膨大な労力が必要である。そしてまた実際に事故収束のための技術というものをですね、マッチしてきてりうのかということも大変心配されるわけでありますので、皆様方のお力がですね、この我が国にとっての大変な事態でありますので、活動していくということが大事であると思いますが、ま国の方もどう対応していけばいいかということが、なかなか貯まってきておらないようで、牧山先生がその辺は国の関係者と折衝しておるようでありますが、まだ具体的な話が進んで来ればと思いますし、その中でやはり徹底していけるような形をですね、我々も国会議員、力を合わせて、皆さん方の力をですね、熱意を反映できるような道筋を作っていければと、そんな思いでございます。現地に行かれましていろいろ実情を皆様方にご報告されておるようであります。私もいわきに友人がおりますので、聞きますとやはり何千人の方々が従事をされて、取り組んでおる訳でありますが、しかしこういう状況の中でのことでありますから、そう簡単なことでもないようでありますし、被爆の方々が増えるということはですね大変心配されるわけでありますので、皆さん方の技術経験者を活かしていくということがやはり一つの大きな力になるんではないかと思ってますが、またお話をですね、私自身も牧山先生から伺いながら、昼夜・・・しようと思っています。以上でございます。どうも皆さんご苦労様です。(拍手)

 

伊藤:ありがとうございました。先ほど参議院議員の姫井由美子議員も参加して頂きました。ちょっと用事があって帰られました。それから衆議院議員の黒岩宇洋議員の秘書の方が参加して頂いております。ありがとうございます。それでは質問を続けます。1番目の質問です。

 

田中:田中でございます。少しだけお手伝いをさせて頂いております。1番の1でございますが、こちらからおよそ100名位の準備があると書いてございますが、ただいま463名ほどメンバーが行動隊の中にいらっしゃいますが、100人という選別はどういうような形でなさるのか、100人ずつ4回出すのか、それから選考なさる、して頂く方たちはどういう基準でどう選んでいくのか、それから大まかでしか多分お分かりにならないとは思いますが、先方様、東電と国家のお答えがございますけれども、もし可能で入れそうだと、おおまかにいつ頃にスタートできるか。山田さんの雰囲気的なところで結構でございます。教えてくださいますか。ありがとうございます。

 

伊藤:質問です。続けて。

 

男:本質的に今の質問と同じなんです。100人規模というのは毎週100人ずつ次々に送りこむのか、それから当面というは半年なのか1年なのか、その程度です。

 

伊藤:質問はありませんか他に。はいどうぞ。

 

加藤:加藤タケミツと申します。高濃度汚染瓦礫の廃棄場所っていうのは見通しあるんですか。一般の瓦礫とは違いますよね。高濃度汚染瓦礫になりますと、日常圏内だと、ぼく浪江出身なんで非常に具体的によくわかるんですが、いわゆるできない理由っていうのは人間がいないっていうこともあるのかも知れませんけども、とりあえず詳しく分かりませんけども、あの高濃度汚染瓦礫っていうのは法律がありますよね、処理するという。それが決まらないから処理できないというのも一つの事実としてあるような気がするんですよ。だからそれが決まらないと、どこに捨てるのかというのが決まらない限り、いくら人間を集めても、あまり意味がないというのが一つですね。ちょっとはずれますけども、今20キロ圏内に行ってみたら、今あんまり人がいないんですよ。ぼくはある事情で何回か入っているんですけども、一番心配してるのは、今、田中直紀さんがおっしゃったように、ぼくは実家がいわき市なんですね、住んでいたのは浪江ですけども。あのう福島県内の周りのね、住んでいる人、逃げ場のない人、行き場のない人、だからいわき市なんてのは40キロか50キロですよ。福島の70キロも離れているところが高濃度だといってるのなら自分は大丈夫なのかというね。細かい汚染のあれは調べられていないんですよね。大まかにはありますけど。だから住んでいる人は非常にびくついて、自分の子供、二歳くらいの子供にマスクをさせて部屋の中に閉じ込めているっていうのが今現在の状況です。一歩も外に出すなというようなね。子供はマスクなんてとってしまうから、部屋の中に押し込める。そういう人にここは安全なんだよっていってあげられると、非常に現実、住んでいる者としては助かるのかなあと。事実20キロ圏内というのは、推測というかあれですけども、ぼくは専門家ではありませんから分からないですけども、20キロ圏内のデータが明らかになればですね、2030年帰れないということが明確になってくる。今誰もいわないから。実際には帰れないというのは分かっているんだけれども、行政はいわないですね政府はいわないですね。だからみんな、帰れるんだ、来年の1月には帰れるんだとみんな思っていて、多くの人が。でもかなり詳しい人は、もう30年は帰れないということを知っていますよね。データが出ればそれが鮮明になるということも、表裏一体として明らかになるということも、お考えになってはどうかなというふうに考えます。以上です。

 

伊藤:では今までのところ、お願いします。

 

山田:現在のモニタリングの体制がどういうふうになっているかということに関して今の。

 

塩谷:あのう20キロ圏内、東電というか東電の支援のためにきている他の電力会社の作るチームですね、東電支援チームと呼んでいますが、そこのモニタリングは実際は20キロ圏内で50点の定点の空間線量、多分これ地上1メートルのところに検出器を置いて測定した値を発表しています。どういう形で発表しているかというと、現在はほとんどすべてのモニタリングデータは、文部科学省に集められて文部科学省のホームページにそれが一括して出ております。ですから東電の支援電力チームが測定した値も文部省(文科省)のホームページに掲載されています。現在週に1回、これは東電の資料によると週に1回20キロ圏50地点を測定し、さらに2ヶ月に1回土壌のサンプリングを50カ所でやっていると。で、測定時間は10日。これは私が推測したことですけども、すくなくとも51組で3チームないし4チームが20キロ圏内に約34時間留まって測定を行っています。ですから我々が仮に参加するとするとやはり5名ひと組で50地点のうち何地点は我々が責任持つよというような形になっていくのではないかと思います。で、20キロ圏内は汚染の可能性が、被爆だけじゃなくて汚染の可能性がありますから、汚染防止の全面マスクを被って作業着を着てやらないといけない。そういう意味では34時間の作業といっても結構大変な作業だと思います。それからもう一つ、場所によっては非常に高い空間線量を記録されているところがあります。年間に換算すると300ミリシーベルトくらい。1年ずっとそこにいると300ミリシーベルトくらい。これはつい23日に前に一生に浴びて良い量が100ミリシーベルトというのが厚生労働省で議論されているということですから、普通に考えて一生に浴びる3回分ですか、も浴びなければいけない場所もある。そういうところも含まれているということは、ご承知おき願いたいと思うんです。それから20キロ圏外に関しましても、文部省(文科省)のホームページをご覧頂ければ、各大学あるいは研究機関が参加した資料データがかなりの量載っております。地区別に見ることが出来ますので、是非それ一度当たって見て頂きたいと思います。私の答えはそれだけですか。

 

山田:100名というのは別に、あのう、100名規模のというのは、沢山いますよ、という意味でございます(笑)。数十人は必ずいると思いますが、たっぷりたっぷりこの中にはメンバーがおりますと。それから瓦礫の・・・についてはご指摘の通りでまだ何も決まってない。とくに構内の高汚染、超高汚染のものについては決まってませんが、それをその処理の仕方、処理の方法を決めることとは別途それはそれであって、現在、発電所の建屋の周りの細かいところにかなり大量の瓦礫が残っています。これをそのままにしていると将来、10年単位であの原子炉の後を管理して行かなくてはならないほど、作業の障害になるということから、その除去は必要だろうと。周辺については入れないということで、もし入れないということで戻ることができないということで、完全にふさいでしまうのであれば、除染ということをするかしないかというのは、考えなきゃいけないことだろうと思いますが、それについて我々が何かをいう情報もありませんし、・・・だろうと思います。

 

伊藤:ありがとうございます。それでは質問の2番目の被爆管理。ちょっと難しいのですけども、2番目の質問をお受けします。

 

三宅:すみません、私の質問について明確な答えを頂いていないと思いますが。

 

山田:先ほど申し上げたつもりですが、20キロ圏内の情報も合わせて、今の発電所から放出されている放射能、放射性物質の推定の基礎データになっているはずだと考えてきます。そういう意味で20キロ圏内のデータもかなり重要だということで、一緒に考えたらいいだろうと。それからもう一つは東電と他の電力会社がやっている仕事であって、直ちに我々が手を出せる範囲でもあるという、そういう考え方です。

 

伊藤:ご意見、質問? ご意見は・・・。

 

三宅:質問が明確ではなかったので、再質問させていただきたいと思います。なぜ20キロ圏内に、ということを明確にここで表したかというのが先ほどの質問でございましたが、それの伏線になるのはですね、我々は暴発防止、阻止ということで集まった訳です。ところが20キロ圏内のモニタリングというのは暴発阻止とは直接関係ございません。それは行動隊という名前に変えたということと非常に密接に関係するポイントだと思うんですが、そういう意味でですね、暴発阻止というのが薄まってですね、事故の収束というところに方針が大きく変わったと、そういうことの表現のために、方針の変更があるから20キロ圏内というふうに範囲を拡大したと、いうふうに解釈してるんですがそれでよろしいですか。

 

山田:はい、大変根本にからんだ重要なご指摘だと思います。ええと最初の呼びかけ文をもう一度読んで頂くとお気づきになると思いますが、暴発阻止、事故の収束ていうのが一つの非常に重要な柱になっています。それからもう一つ非常に重要なのが、若い人に代わって、若い人の被爆を少しでも減らそうという、この2つが最初の私の呼びかけ文の骨子のポイントだと考えます。呼びかけをしてから三月あまりが経って、ひとまず、完全ではないにしろ、ひとまず34月の時期に懸念された暴発の懸念というのは、かなり減ってきていると考えます。そういうことから我々の重点が、そちら側の重さが少し減って、若い人の被爆が少しでも肩代わりしようということころが非常に重要なところになってきているという、そういう考え方です。

 

第二の提案に関する質疑応答

伊藤:あとで討論のところでその話はじっくりやりましょう。それでは1番目の質問についてはこれで終わります。後の討論のときにもちろん出されてもかまいません。では2番目の被爆管理のところでご質問がある方お願いします。

 

和田:和田といいますが、あのうきょうぼくの意見書というか素案を持ってきたので、ビラを配ってもよろしいかどうかいまどなたかに聞いたら、断ってくれということなでよろしいですか。あとでぼくはまた質問しますけれども。

 

伊藤:今配らないといけないですか

 

和田:いつでもいいですよ。

 

伊藤:いいですか。すみません。そうするとそれを皆さんが見ちゃうと話が進まなく鳴ってしまう、別にあのう防ぐ訳ではありません。それではどうぞ。

 

男:2項目についてですが、原子力施設の作業者の最適配備ということで、被爆管理。それで何も被爆というのは原子力だけではない訳ですよね。他でも被爆する訳ですよね。個人の被爆を考えれば、ここで原子力の・・・理由は何でしょうか。被爆は原子力だろうが、原子力というか原発であろうが、例えば病院での作業従事者、そういった方の被爆も含まれるので、ここでトレースするのは原子力に限ってというのは、それだけでは済まないような気がするんです。個人被爆を考えた場合。それについてはどうお考えでしょうか。

 

山田:例えばCTスキャンで被爆する量は1回あたり0.1ミリシーベルトで。

 

男:それは医療被曝ですから関係なくて、例えば放射線の技師だとか医師だとか業務で被爆する。

 

山田:はい、今の日本の制度では原子力設備の関係だけが中央登録センターに集められるんですね。それ以外のいわゆる研究関係のところというのは完全に野放しになっています。そこまで含めて管理するということの重要性というのは、一般的に考えればありますが、そこまで我々が手を伸ばして議論をする、スコープに入れるかどうか、ということが議論の対象だと思います。ひとまずは入れていません、ということです。承知はしております。

 

伊藤:衆議院議員の中後淳さんの秘書の方がご参加いただいています。ありがとうございます。続きまして2番目の質問。はいどうぞ。

 

菅野:菅野テツオと申します。行動隊のほうに応募したんでございますが、年齢と体調を考えたときに現場でお役に立てるかどうかわからない、審査に受かるかどうかわからないのでございます。ええと、いままでテレビの議論とかなんか色々拝見してますと、2番に挙げてある健康管理体制というときに、健康というのは病理があって健康がある訳ですから、議論の中に病理データが全然でてきていない。じゃああのう、中央センターかなんかで管理しているというのは放射線被曝量がいくらあるだけだ。それをじゃあどういうふうに利用する気なんだと、いうふうな、なんかこの文章を拝見してますと、政府のほうにそういう意図が全くない。こういう病理データがあるからこういうふうな健康管理をしなきゃいかんというところの、なんていうんですからね、テレビの色んな議論を聞いても全然病理データの話が出てこないんですよ。その辺をもしご存知でしたら教えて頂きたいのと、もう一つこれ余計な話なんですが、今回行動隊に参加することによってですね、私自身の体を通じてその病理データが得られるんであれば、あえて試験体になってもいい、というふうに考えて手を挙げた次第であります。ですからいわゆる防護服かなんか、一切いりません(笑)。まあ笑い話にして頂いても結構でございますけれども、そういうつもりで病理データの評価がどうかということでございます。

 

伊藤:他に質問のある方。よろしいですか。

 

塩谷:ええと質問じゃなくてさっき山田が口を滑らしたことを訂正させていただきます。研究所は放射線管理に関して野放しだというような意味のことをいいましたけども、実は私長い間研究所にいたんでよく分かっていて、決して野放しではなくて(笑)、福島の最中よりももっと厳しい管理をしていますし、被爆限度も例えば現在筑波だと常識の十分の一くらいを被爆限度、これを研究所内の内規として決めて、それを超えた場合はその仕事はしないということで運営しています。多分、少なくとも国立大学、国公立の研究所は同じように自分のところの内規をさらに厳しくして実施しておりますんで、山田の発言は撤回してもらいます。

 

山田:若干さらに付け加えますと、研究者の場合は中央登録センターのようなものは存在しないので、研究所ごとにやっているということになっております。そこのデータと原子力設備で被爆したものとは統合されるということはないので、誰がやりますか、一人一人がやらない限りできない。自動的に登録、一緒になるというふうになっていないという点で、被爆の全体の管理はまだ国として体系はでき上がってはいないなという意味で、すみません。ええと、それから病理データのところまで、との関係は一切これまで議論したことがございません。私自身がその点の知見が非常に少ないということが主な原因なのかも知れません。みなさん討論して頂いて、そういうことまで手を伸ばそうということであれば、改めて体制を整えて議論したいと思います。今後の議論といたします。

 

第三の提案に関する質疑応答

伊藤:それでは2番目の質問については以上で、こんど続きまして3番目の提案ですが、現在の応急処置が終わって、中長期的な本格的な体制を取り組むときにですね、ますますプロジェクトとして・・・べきだということで出ていますが、3番目のことについて質問のある方お願いします。

 

田中:田中でございます。先ほど100名ということを子供のように受け取って申し訳ございませんでした。2番とちょっと関わって参ります、2番と3番につきまして拝見した時点で非常に素朴に思いましたのはですね、1番についてはこのような形でお集まり頂いている方も含めて参加している皆様方の、行動の在り方が非常に明確ですね。方針が決まり次第、ようするにこうと。で、23番については、例えばそのシステムの構築とか今後の方向性についてどう考えていくかとか、割に議論を深めるようなことですね。それについて例えばそのことについて、ある一点に絞ってある一定の時点で報告書なりを出しましょうとか、何か啓蒙活動のようなものを後に見据えた上での何か、一つの行動にするとか、実際に私ども会員の皆様がなさる行動、どういうことを通して参加すればいいのかということが一つ見えない気がするんですね。例えば情報収集をするとか技術的な面のことをお分かりのことはお知らせくださるとか、そのようなことかなと私は考えますが、ちなみに2番にちょっと戻ってしまいますが、2番は非常に、意見になっているかも知れない、ごめんなさいすぐに終わりますが、原発労働者の問題は、一番まあ闇の部分でございまして、その部分にまで立ち入って行くと問題は非常に深く、その辺のあたりと私どものような団体の活動等をどううまく、どこまでができて、どこまでできたことをどのように活用していき、ということで、23番につきましての一般会員の方の活動、アクションプランと申しましょうか、活動が見えないという気がいたしますが、私一人だけでしょうか。意見が入りまして申し訳ございません。

 

あの、それに関連して、今の田中さんという方の質問に関連して私も懸念を持っていてですね、この間、7月から色々考えてきて、18日、理事会宛の意見書はお送りして、きょうは私なりの素案を持ってきたのでですね、ぼちぼち配ってもいいですかと思いますが、よろしい?

 

伊藤;ええと、今の田中さんの質問に。

 

山田:質問というよりこれは討論のテーマで、大変難しい問題です。あのう一言だけ申し上げてあとは討論に任せたいと思いますが、ここに書いた23番というのは、我々が若い人たちの被爆を少しでも減らす、肩代わりをしようということをするためには、この辺の体制が整備されていることが必要だという形で問題提起をしておるつもりです。全部が全部できなければなにもできないのかというと、そうではなくて部分的にはまだまだ細かいところがあるとは思いますけれども、基本的な方向はこうだと。ですからこれについてこの23について、メンバーのアクションプランはなく、具体的には見えるというアクションプラン的な形ではありませんけれども、45を作る、あるいは政治を動かす、そういうことのためにどういうことをすることができるかということがアクションプランだと思います。これについては、最後に今後の我々の活動についてのお話ができると思います。そういうことにしたい。

 

伊藤:質問ですか。はいどうぞ。

 

高橋:高橋と申します。ええ3番の「中期的課題」取り組み体制の整備で、2つ具体的な例というのが挙がっていますが、まあ1番目はいちおうなんかよくわかりませんが、特に2番目のですね、チェックするチームというのが一体何なのか、審議会のようなものなのか、恐らく決定機関じゃないと思うんですけども、そこでしかもブレインストーミングするっていうんですが、要するに議論しっぱなしで終わってしまう。この会議っていうのはどういう位置付けだろうというのがもう一つはっきり見えないので、それについてちょっと説明していただければと思います。

 

伊藤:はい、どうぞ。

 

男:今の質問とも若干関係するんですが、第一の点、カッコの1でですね、福島の第一安定化センターに代わる国家機関を作ろうということでございますね。ええ、そうしますとですね、ゼネコンなんかも含めて大きくやるんだと、結構なんですが、大きな組織になりますとですね、どうしても意志決定というのが悪くなります。でその意志決定を速やかにやろうと、それから意志決定の過程を明かにするというような具体的な方策がありましたらお答え頂きたいと思います。

 

伊藤:他にありますか。はい、どうぞ。

 

川端:川端といいます。私は第一種放射線取扱主任者で行動隊の方に希望してたんですけども、質問させて頂きたいのは、ここにプロジェクトマネジメントを強化したチームが必要だというところには、私の考えではこの中には見逃されていたリスク分析とかリスクマネジメントとか、そういったこともこの中に包括されるというふうに読み取ったんですけども、それでよろしいでしょうか。そういうことであれば先程の質問にも出た病理的な影響とか、私どもの精神にどういう影響があるかとか、そういうところでもお役に立てるのかなと思って。このプロジェクトマネジメントがそういいったことを包括してことであればいいなと思って質問させて頂きました。

 

海老原:行動隊の海老原ですけど、あのう、大きい質問なんですが、このなかで行政府はどのくらい絡んでいるんでしょうか。こういう仕事って立法府、これは牧山代議士がメインになっていらっしゃいますが、行政府、いわゆる文科省とか経産省、それから・・・だったら厚生省ですね、こういったものが絡んだ仕事だと思うんですが、法律を、あるいは行政がうまく動かないとこの仕組みが作れないと思うですね。で、僕の理解は、2番、3番は我々からの提案であって我々が直接するものではないというふうに理解してたんですが、それでよろしいでしょうか。

 

山田:ええとまず2番目の高橋さんですね、ええと、この形はあまり馴染みのないものかも知れませんが、まず、メンバー、現在関与している人たち、東電を中心として日立、東芝、大成などのメンバーがおられると思いますが、そういう人たちを中心とし、かつさらに先程のプロジェクトマネジメントの面からも知見のある人たちというふうな、ま、人たちからなるチェックチームと、ちょっと・・・したチェックチームというのを考えていますが、具体的にどんなふうにするかというのは、どのような機能を持つべきかというのは、もう少し現在の安定化センターのなか、現在600人位いると聞いてますけども、細かく見なければならないし、国のいろんな機構がいくつも保安院などがあります。それなんかを調べて議論したうえで、決める必要があると思います。が、日常的に仕事をしている人だけではなくて、その人たちを含めてしかもちょっと中立的な離れたチームが、仕事を始める前に、それから仕事の節目節目にレビューをし、方向付けをしている、というふうなこととするべきだろう、というのが2番目です。これは1番目の案が実現しにくかった場合にこういう案もあるねと。他にも案があるかもしれません、ということで注意深く読んで頂くと、「次のような方策をとることが必要だろう。たとえば」という形で提起しています。こんなもんでなければいかんということを一つだけいっているわけではないつもりです。

心は、現在の応急的な処置をやっているチームがそのまま惰性で恒久設備を作ったら大変なことになるよという、そういう意味のつもりです。組織の、大きな組織の意志決定の方策っていうのは、これはいろいろ考えないといけないと思いますが、これも一般論でこうやれっていうようなことでは決してできないと思いますので、先ほど申しましたように現在の関係している人たち、働いてる現在ある組織、それを全部利用した上で決めてかなきゃいけないことだろうと思います。これは私ども、少なくとも私自身に今案がある訳ではございませんので、討論のなかで、こういうことは利用すべきということを出していただければありがたいと思います。

それからこの組織は、私どもが作るという話をしている訳では決してございません。我々がぽんといってやるぞといってなんかやるわけではなくて、現在仕事をしておられる方が当然中心となって、その人たちが、今までとは違った風土が違った形で仕事ができるようする必要があるということを申している訳です。当然省庁も絡むことです。それから、プロジェクトマネジメントというタイトルの中にはリスクマネジメントも当然入っていますね。時間もありお金もありリスクもあり品質もあり、という現在多分、最近私は勉強していないんですが、私が現役でやっていた頃から見たら、かなりいろんな形で進歩していると思いますし、コンピュータも、当時私が知っている限りではコンピュータはそう簡単に回せなかった、当時は。今はコンピュータをぶん回して、日々計算しながら最適化をすると、リスクのチェックもするというふうなことをやっているそうです。誰かここにその辺の専門家がいると、きょうちょっと私が見る限りでは、その人がいないので、すみません、もう少し勉強します。

 

提案に関する討議・討論

伊藤:ありがとうございました。それでは討論に入ります。活発なご意見をお願いします。まず1番目についてのご意見あるかたはお願いします。はい。

 

淵上:行動隊の淵上と申します。あのうちょっと意見ということではないのですが、3番目のところに関わるのですが、はっきりいうと今度の福島事故というのはですね、交通事故に例えると、事故を起こした当人の運転手が周辺の交通規制をして被害者に意見を聞くというね、こういう間抜けな形になっている訳ですね。ですからここのところは根本的におかしいところでありまして、本来ならばあの事件が起きて、まあ警察であるかどうかわかりませんけれども、純粋の第三者があそこに突入して一切を管理すると。すべてそうですね、ということが行われるべきであった訳ですね。しかしそういう力が実際のところ行政側にもなかった、つまり力がなかったということは二つの問題があると思いますけれども、一つは人的な問題。同時にその人的な人たちが原発問題原子炉問題その他について、ほとんど精通していないんですね。わからないというこういう状態があって、結局のところ実際のところすべて東電が調査をする、あるいは調べる聞く、でそのヘゲモニーの元にその他の行政がくっついていくという、こういう形になっている。でそのことと関連してですね、ここでいっている大きな3番目のうちの1番目の第三者機関というやつですね。チェック機能というふうに書かれておって、しかもしれが直接行動隊うんぬんということではないというふうにも先ほど山田さんお答えになってますけども、このチェック機能というか、これをしっかり作らなきゃいけない訳ですね。今保安院を通産省から独立させるとか、あるいはこれをなくして文科省の原子力安全委員会に統合するとか、こんな話がありますけれども、実際のところ福島第一原発のなかに、あるいはそれをきちんと管理してチェックできるですね、マンパワーと知的な内容が必要だろうと。特に知的な内容に関しては、今原発から排除されている具体的な人々というのは結構いる訳ですね。実際上行政、原発から排除されているというこういう人たちの力を動員するしかないだろうと。こういう人たちが、一定の力を持っている訳でありまして、こういう人たちを中心とするようなチームをイメージすべきかなあと私は思っている。そのこととかなり関連するんです、これがいま1つなんですけどもう一つはですね、一番上に関わることなんですけども、冒頭にええと、スタート時点では必ずしも国家プロジェクトにこだわらない、というふうにここにお書きになっている。ぼくはこれでいいと思う。けれどもですね、やっぱりいつ、じゃあこだわるのか。国家プロジェクトを何時つくるのか、ここのところをね、もう少し見通しがあれば、提案というかご発言いただければと思います。

 

伊藤:多分そこはすごい問題になるんですけども、他に1番について、ご意見。はいどうぞ。

 

三宅:先ほど第一のときに質問した内容の続きでございますけれども、暴発阻止という点が薄くなって、60歳以上の人たちで若い子供を助けていこうという方に重点が変わってきたと、ですから20キロ圏内のモニタリングを明確にしたというふうにお答えがあったと思うんですが、それ以外にですね、私は20キロ圏内にモニタリングしなきゃならないポイントがあると思っています。それはなにかというと、これは噂の類ですから明確にはできませんけれども、プラントの圏外にですね、燃料棒が落ちているという噂がございます。これは非常に危険な話で、事故隠しの一つではないかと思っているんですが、これは先ほどお答えがありました東電のチームの一部を負担するんだという観点からではですね、どういしても見つけられないポイントだと思いますので、東電から独立したモニタリングをやるぞと、いうふうに思っています。これは意見です。以上です。

 

伊藤:はいどうぞ。

 

竹内:あのう竹内といいます。行動隊の応援のチームになっています。今のご意見のなかで噂という言葉がありましたが、それの元となる映像、それを嘘だといったら話になりませんけども、グンダーセン(ガンダーセン)といいましたかね、ちょっといいかたわかりませんが、その映像のネタを私は持っております。グンダーセンといいましたかな、その方の解説、分析を見ると、私はどうしても今の方の噂といわれた燃料棒が落っこっていると、外にね、安全技術として・・・ですが、それを私は情報として映像を持っていますので、是非皆さんにも伝えたいと思うところであります。終わります。

 

伊藤:はいどうぞ。

 

大友:皆様あの私55歳なんですけども、ご高齢の方が多数参加されていると思いますが、ここでちょっとばかり時間を頂きまして、疑問点というか日頃感じていることから、この福島行動隊について、若干私の考えを述べさせてください。あのう、赤ん坊とか幼児に対する放射能のことを過剰に心配されておられると思いますけれども、むしろ低レベルの放射能が健康にいいという説がありまして、私は子供に関しては心配はいらないと考えております。かえって年寄りのほうが健康、放射能による影響が大きいと考えております。非常に高齢の方が放射能のあるところに志願して行動することは、健康にとって悪いと考えております。DNAのことで皆様多少は知識があると思いますけれども、DNAが何回か分裂して最終的な残りの余地が皆さん少なくなっている訳です。年寄りの方はね。あのこのことについては、皆さん知っていると思いますけれども、遺伝子が何回か分裂してそれができなくなると、細胞が死んでしまう訳です。お年寄りの方は細胞が少ないんですよ。あのう日々、感じていると思いますけども、細胞が大きくなってこの体を覆っているだけで、細胞の数、例えば皮膚の表面の細胞なんかは少ないわけですよ。子供たちは、体が水分を保持することができる訳です。水子といいますか赤ん坊といいますか、幼児のときから水分、体に含有している量が多い訳です。そして体内の老廃物をおしっこで排泄する頻度も多いわけです。ところが年寄りになりますと、おしっこをしようと思っても、さっとはでてこない。こんどはおしっこを切ろうと思っても切れない。最後に絞ることができない。えってお年寄りの体は体のなかの水分量も少ないですから、老廃物を排出するといった観点からも、私たちの、この年を取った方がそんな危険なことをするんじゃなくて、もう少し細胞分裂、ないしは一日の何ですか、DNAの何とかというやつであると思いますけれども、その事を考えると若い人たちのほうが適してるんじゃないかなと私は考えておりますので、この点について、批判がございましたら、批判も含めて討論して頂きたいと思います。

 

伊藤:ええと、お名前を。

 

大友:大友です。

 

伊藤:大友さん。その後ろの方。

 

川端:川端といいます。前にも発言させて頂きましたけれども、私民間の方で放射線取扱主任者をやっておりまして、今病原体の管理等をやっておりますけれども、さきほど出ました最初は国家プロジェクトにこだわらないで、ゆくゆくはきちっとした国からの支援のような形で出してもらうという考え方は私は賛成だと思っております。で、今私が属してます・・・協会のとこでもいろんな国とか・・・ガイドライン出してきますけども、その前は民間の方で作ったやつを上げていったり、上から国際ガイドラインのやつを・・・しておりますので、今回これだけの色々な起源の方がいらっしゃいますから、そういったことを色々議論してきちっと科学的にそれを証明して、きちっとした形にすれば国としてもそれを取り上げてくれる基礎がある。そういった議論をこれから我々でやっていって、それをまとめていくのが大事ではないかなと思いました。

 

伊藤:はいどうぞ。その後そちら。

 

竹上:竹上と申します行動隊の。61歳で、皆さんも同じだと思うんですけど、子供だとか孫だとかのためにですね、先が短い年寄りが・・・に帰りたい一心でですね、きょう来た訳ですけども、さきほどそのために配慮すべき文言というか、極力素直に入りたいためには、20キロの瓦礫の処理の件なんですけど、やっぱ瓦礫になると先ほどいいましたけど、国の強化?だとか、もしくは県道、国道、民有地だとか入る許可を地方自治体等々からとならきゃ行けないということでですね、原発の敷地内であれば東電の管理下ですから僕ら瓦礫の処理ができると思うんですけど、これはどうなんだろう。20キロ境界内でですね、瓦礫の処理を僕らはできるんだろうかと。その手続きで、いずれボランティアセンターなりなんなり、そういったところでですね許可を得るにしても、あんまり進まないんじゃないかな、20キロとかですねという文言はね。瓦礫処理に入るといずれにしてもね、それならすぐに行きたいなというつもりでいるんですよ。まあ子供の影響、わかりませんけど、覚悟を持って行きたいと思っているで、多分ここにいらっしゃる方皆さん同じだと思うんで、極力そういったスムーズに入れるような、これはとうりゅう?がですね、これは国にどうするか・・・出されるということがあれば、20キロなんていらねえんじゃないかと思う。瓦礫の処理に行くんだ俺らはと。ということでよろしいんじゃないかなと思います。

 

伊藤:はいどうぞ。

 

加藤:あのね、僕今、55歳の方の発言を聞いてね、今の話をするならばね、今のこの原発行動隊を完全否定している訳ですよね、そうでしょう。だったらば、僕は今の意見が間違っているかどうかなんかわからない。だけどそれはきちっとした学問的な証明の場をここで与えて、そういうデータを持って、私の個人的考えというレベルではなくて、そんな時間に、この論議の場を、俺は司会者にそこを抗議したいね。それこそ止めさせるべきですよ。それは奉仕と関係ないものそれは。(拍手)それで今度は僕いきますよね、今その動きはもういいよ。で、僕は今度は意見ね、全然別個の意見をいいますけども、僕は前々からね、やっぱり主催参議院議員牧山ひろえ事務所というのが大変気になっていて、主催というの何なのかと、なんで福島原発行動隊じゃないのかということのね、ことが凄くあるんです。そうすると、ぼくが考えるにですね、例えば今いろんな事難しいことをやるとおっしゃってますね。だけどそれをやるんだったら、高いギャラを払って、責任の取れる人に国がやるべきですよね、東電でも。そこを新聞が書かれているように、いらないといっているというのは、その分だと思うんですよね。だからこっちはアドバイスは話すっていう位かなあというふうに僕は思うんですよ。だから現実に今回20キロ圏内の瓦礫処理とかなんかということになると、人数の問題とかそういう面では、その高濃度汚染をあれがどこにやるかということをさっき僕はいったけどそのことは置いておいて、現実的だなあと。それこそまさに暴発何とか隊というは止めて、福島原発行動隊というになれば、いろんな問題が沢山あるわけですよ。原発周辺の住民の問題とか色んな問題が沢山あるんですよ。そういう問題に60歳以上の方で時間ができた方、お金に余裕もある方がどんどんと行動されるという。具体的にいいますとね、例えば僕の友達、いわゆる原発で働いていた俺と同じ62歳の奴は遊んでますよ、ものすごく悔しく。で避難所にいますよ。そういう奴とか、あとはアルバイトを沢山雇ったりですね30代の若者なんかも沢山います。そういう奴を呼んできて現実を聞けばいいです。僕は知ってます聞いて。だから確かにそういう人に対して我々の意図するように、そういう人に高濃度の汚染を浴びる訳にはいかないと、いうんだったら仕事を探してやればいい訳。彼らはその仕事をね、大好きだからやりたいといっているのはさらさらない。お金が貰えるんだったら、自分の家に住んでじっちゃんぱっちゃんの面倒を見て、できるのはあの場所なんですよ。だからあそこにみんな残ったんですよ。そこで働いたんですよ。それがあそこの場所を取られちゃえば、あそこで仕事はないですよ。全然仕事がないんですあそこの町は。福島で一番貧しい町は双葉なんです。だからそれだったら就職をね、いろんなことで斡旋するっていうのも、そういう原発行動隊の仕事になっていいだろう。そういうふうに思いますよね、一番重要な仕事はぼくは原発行動隊に任せるとしたらですよ、おかしいと。そっちの方が。東電だった任せないというのが当たり前という気がしますね。それが僕の意見です。

 

大友:細胞に影響を・・・。

 

伊藤:ごめんなさい、ちょっと申し訳ないけれども、その話を今ここでするという訳にはいかないんです。すみません他の方の意見を。はいどうぞ。

 

所:行動隊の所と申します。今話を聞いているとですね、周辺20キロ圏内に行動隊の範囲を拡張したことが皆さん賛成だという意見が多そうですが、ちょっと反対の意見をいわさせて頂きます。行動として20キロ圏内に結果として広げるのはいいんですけども、我々が元々ここに集まったのは、やはり暴発阻止というか今の現状の原発の状態が技術的に非常に不安だと。で我々で何かできることはないかということで集まったはずなんですよね。そういう意味でいくと田中さんだったかな、田中さんがおっしゃっていた2番3番の項目について我々の具体的なアクションプランがない。従って我々は何をやったらいいかわらかん。というところに帰結しているんだろうとは思いますけれども、アクションプランの1番だけでしたら、私はこれはきちんと原発の所内というふうに限定すべきだと思います。ただし2番3番についてきちんとアクションプランを書くのであれば、私は行動の範囲を広げるにはやぶさかではないというふうに思います。私の意見です。

 

牧山議員挨拶

伊藤:牧山議員がいらっしゃいましたのでご挨拶をお願いします。

 

牧山:皆さまこんにちは。ただいまご紹介いただきました神奈川県参議院議員の牧山ひろえでございます。私が催している院内集会なんですけども、きょうどうしても内閣委員会と国対の理事会がありまして、今になって、出席が今になってしまいました。丁度国会が会期中ですので、私は100パーセント参加するためには夜やらなくてはいけないので、そうすると皆さん、肝腎の皆さんが参加できなくなってしまうので、私が催している院内集会ですが、皆さんの時間に合わせて開いていることをご了承ください。

ちょっとご報告なんですけど、ちょうど内閣委員会がきょうも開かれましたが、おととい私は内閣委員会で質問の機会を頂きまして、この会の趣旨でもあります、福島原発暴発阻止の活動を国家プロジェクトとしていく、そのことについて私は細野大臣に対して、質問の時間を頂きまして質問させて頂きました。その報告をちょっとさせて頂きますと、まずは高度な放射線、高濃度の放射性廃棄物、この管理というものは10年20年単位のものじゃなくて100年200年という長期的な単位で、長期的なプロジェクトですので、これはやっぱり一民間企業がやるのではなくて、国家プロジェクトにしていかんくてはいけないということ、それから原発で働く人たちの配置はどうするのか、長いプロジェクトですから、みんなが放射線を浴びてしまったら技術者の方々は限られていますから、時系列的に足りなくなってしまうんですね長期的なプランですと。それからもう一つは、今年は原発の老朽化に伴った更新の時期ですから、いつ何時同じような、福島と同じようなことが他の地域で、もしかしたら他の原発でこういった事故が起きてしまうかも知れない。今各地から福島に技術者の方々や作業員の人たちが応援で集まってきておりますけれども、この人たちが全部放射線を浴びすぎてしまったら、5年間(1年間)で100ミリシーベルトを超えてしまうと5年間働けなくなってしまうんですね。ですからそういった人たちの配置を上手く考えてやっていかないと、他で同じことが起きてしまったら大変なことになってしまう。これを本当に民間企業、利益を追求しなくてはいけないという性質である一民間企業が、たった一つの企業ができるのかどうかということを訊いてみました。結果的にですね、きょう早速読売新聞に「汚染がれき、国が処理」っていう題で、きょうこういう形で一つ国家プロジェクトに前進いたしましたので、私もやりがいがあったなあと思いました。これに関しては大変山田様のご教授があったお陰でございます。

それから、行動隊が入っていく可能性について、これも短い15分の中で絶対いわなくてはいけないなあと思って細野大臣に訊きましたら、可能性があるということで、前向きな御答弁をいただきました。(拍手)とはいっても暑いところで作業するので、皆さんのお身体を心配なさっていましたけれども、これについても後ほど細野大臣と追って話し合いをしていきたいなと思っております。この間もいったんですけども、私が皆さんを応援する二つの条件は、みなさん、原発で働く人たちが安全な形で入っていくことが大前提です。このためには国でなにをやるべきかとということを私もしっかりと後押しをしていきたいと思っております。健康管理もそうです。それからもう一つは、ご家族の同意を得ていること。そして三つ目は、リスクを伴うこということを当然ですけれども皆さまがご承知の上で中に入っていく、あるいはその周りで働くということです。ということで私が途中で皆さんのお話を遮ってしまって、申し訳ないですけども、以上私からのメッセ−ジでした。ありがとうございます。

 

伊藤:ありがとうございました。ちょっと今後のことについてもう一度、というか説明します。今45分で、この会はあと15分です。それで前回もですね、ちょっとまだしばらくこの会場をお借りできるということですので、討論をもうしばらく続けて、一応1時に閉めます。10分程度休憩をした後にですね、この会議とは別の懇談会といいますか懇親会といいますか、なかなかこの場所では意見をいいづらいというかたもいらっしゃるし、あるいは遠方から駆けつけて下さっているかたもいらっしゃるので、みなさん色々なご意見があると思いますので、1時10分からそういう形で開きます。ですからこの会としてはあと10分程度討論を続けます。最後に山田代表にまとめて頂きます。引き続き意見を求めます。

はいどうぞ。

 

提案に関する討議・討論(承前)

中西:中西と申します。今牧山先生の心強いお話があったんですが、ちょっと原点に戻りまして、細野大臣あるいは海江田大臣あるいは東京電力の方々は、若い人たちよりシニアの方が被曝量が多くても大丈夫だというそういう前提で受け入れを認めて頂いたんでしょうか。その辺がはっきり。そうしますと第2番の作業者の被爆の健康管理に関しても、若い人と60歳以上との差別化を考えた上での行動隊の政府筋あるいは東電の認定なんでしょうか。その辺基本的なことなんですが、教えて頂きたいと思います。

 

牧山:すみません、ちょっと言葉足らずだったかも知れませんけれども、可能性があるといっただけなんですね。どうしても15分という限られた時間でしたので、100パーセント入れるというところまではお話は頂いてなかったんですけど可能性はあるということで。ただ大変心配はされておりました。引き続き近日中に細野大臣とお会いするということで私も計画しておりますので、よろしくお願いいたします。

 

伊藤:まだ発言されていない方を先にと思いますが、まだ発言されていない方いらっしゃいますか。はいどうぞ。

 

土屋:行動隊の土屋と申します。先ほどの私の素朴な疑問としてここの今、東京電力から、こうやって元請け会社、東芝、日立、大成建設等々あってこういう流れになってきてるんだなあとは思いますけれども、この人たちが今やっているなかで、それから私達のこの行動隊の中にいってくるときには、この人たちがギブアップしたということになって、・・・でなければここにいってくることはないんだろうなあというふうに僕は思うので、今可能性はあるという、かなりパーセンテージでいうならば零点が付くパーセント位の感じかなという受け止め方をしている、現実、これ私たちのところに頼んでくるときにはこの人たちがギブアップしたところにしかなってこないんじゃないかなと僕は思っているんですが、実際はそういう話だろうかチャンスはあるのかなと思いつつ毎回参加させて頂いております。割に多分素朴な疑問ですので今までの中ですでにこういった質問はあったかと思いますが、ちょっとその辺のことを思っていますが。

 

伊藤:はい、どうぞ。

 

中村:千葉大学の中村です。今の質問にも答えることになると思うんですが、実はこの提案の1の1と2はですね、山田さん本当によく考えられて出されたんじゃないかと思うです。というのは、この今、福島第一原発の構内とそれから20キロの範囲内での瓦礫の処理やその中での工事というものは、モニタリングを含めて東電と東電の関連、全国9電力、いわばお仲間ですね、そのお仲間たちがやっている仕事を行動隊に分けて欲しいと。その中だったら今おっしゃたような下請けで来られている人たちを排除することはなくて、東電の人たち社員の人たちがやってる仕事を私達も参加してやりましょうよと。その肩代わりをしましょうよという提案なんですね。そうすると僕の考えでは、恐らく山田さんこれ考えられたんだと思うけれども、非常に東電としてはですね、自分たちの負担が減る。しかも東電の儲けに繋がらない瓦礫処理ということをやっている。その仕事を行動隊が引き受けましょうという提案なんですね。そうすると、ま利害関係の点から見ても、東電の方にとってはプラスになる。そういう提案だと思うんです。非常にうまく考えられた、そこから切り込んでいこうと。しかもですね、20キロ範囲、そして構内といういわば外堀、内堀、本丸に攻め込んでいこうという、そういう戦略なんで、これは非常によく考えられて、東電のとしても、しかも政府が入らなくても、東電の間のネゴでですね、行動隊と東電のとの間のネゴでもってやれる仕事なんじゃないかなというふうに思います。そういう点で非常によく考えられた、でこれを突破口にして色んな形で、しかもこれで入れますから、現場の下請けの人たちとも我々は接触ができる訳ですよね。そうするとその人たちの現状がどうなのか、何が問題なのか、本当に人手不足なのか、これで3年4年5年10年やっていけるのか、そういうことをはっきりと我々が認識できると思うんです。そうすると我々のほうのガーデニング?の力も随分強くなりますので、まずこの1の1と2、構内での仕事、20キロ範囲での仕事に行動隊が直接参加するという理事会の提案に私は賛成いたします。以上です。(拍手)

 

伊藤:はい、どうぞ。

 

竹内:竹内です。私は今、福島こどもを守るネットワークだとかにも関わりを持ちまして、全体的ないろんな情報を沢山持っております。(ちょっとゆっくりしゃべってとの声)。はい、私は竹内といいます。私自身はこの活動とともに、色んな面で活動をしておりまして、さきほどグンダーセン(ガンダーセン)とか、言い方は間違いかも知れませんが、先ほどの映像の情報を持っていたり、いろんな情報を持っております。それを伝えたいということも活動をしております。その中で、今の話題の点では、私自身が暴発阻止行動隊という言葉の意味合いをこう受け止めました。当初から私はここに参加しておりますが、そもそも私自身がこんな活動をしておりましたのは、東電・政府の隠蔽するという言葉でしょうかね、閉鎖的という言葉でしょうかね、相応しい言葉が見つかりませんが、正しく伝わってこない、閉鎖的なね情報開示に対して、あんなんじゃあ作業をしてても、暴発するに決まっていると、私の発端は緊急事態の最中、スニーカーで怪我をした作業員がおった、火傷した作業員がおった。これが発端なんです。あんな作業員、私にはありえないという思いが、思ったものですから、それにちゃんとリンクしまして東電、あんな作業の形であれば、あんな緊急事態なのに、とりわけね。当然私としてはベテランの技術者が入っていると思いました。しかしスニーカー。お粗末なことがわかってしまった。しかしそのことについてテレビはコメントしない、詳しくですね。そんなことで暴発するに決まっているんじゃないかと私が思ったところに山田様の暴発阻止と、すなわち・・・じゃなくて風穴を開けて、私達の知恵を参加させるという意味と私は理解しました。言い方を変えると風穴を開けるといいますかね。そんな面で6回くらいの院内集会において、まさに私達のところの代表がねあそこに入れたと。民間人という言い方をしましょうかね、入れた、風穴の一つが空いたと、いう理解をして凄いなと思ったところであります。そこで風穴を空けた挙げ句、確か吉田所長が対面しないで、上司の方のリップ?の対応であったということ。まあそれは想定内だと思っている訳ですが、それに対して、今周辺だとかモニタリングだとかいう踏もうというプロセスを通していけばいいんじゃないかと、ずっととてもいいことが展開されてきたなと、大きく風穴が大きくなると。それによって暴発阻止すると、つまり私達の声がね、風穴が空くという意味ですね、可能性があるのではないかと思って、いいじゃないかと思っているのが結論であります。でそんな面で折角ですから色々私情報を持ってますので、後で色んな、牛乳の問題の情報なんかも持っています。具体的なことを持っておりますので、興味ある方は私に後で休憩時間でもお声をかけて頂きたいと思っております。(拍手)

 

伊藤:ありがとうございました。はい、どうぞ。

 

西山:福島30キロ圏内から来ました西山と申します。今非常事態で最初は暴発を止めるということで行動隊が発足されたと聞きまして、やはり命に関わる問題だと思うんですね。それで今回国のプロジェクトとして・・・の周りを固めるという話になりまして、結局時間がかかるようなニュアンンスがあるんですね。そういうことになると、暴発を止めると作業・・・ように、目的がぼやけてしまう。それと国と東電のいままで隠蔽してきたその体質を認めてしまうようなそんな恐れを抱いているんですね。それで暴発を止めるという行動も大事なんですけれども、そういう国と東電のいままで隠蔽してきたそういう体質のありかたもきちっと問題を提起してすべての問題を解決するような、あのうプロジェクトとしていかないと、反発する方も国民の中には出てくると思うんですよ。というのは東電と国のありかたに批判的な方たちも結構多くいますので、それは当たり前だと思うんですね。なんでそんなに隠してきたのか、どうしてそういうことをしてきたのかっていうところの人たちと一緒にそれを認めてしまうような行動ということになると、ちょっと疑問があるんです。ですので、そういう問題点を、まず基本的な国と東電の在り方、補償問題も含めながらやっていかないと、すべて解決はできないんじゃないかと思います。

 

伊藤:ありがとうございました。先ほど申したようにですね、きょうの院内集会はここで決して、山田代表のほうからまとめていただきます。10分ほど休憩をして頂いて、またこの場所でですね、まだまだいいたりないこと、あると思いますので、お話し合いを1時10分から2時くらいまで続けます。で、新聞記者の方もその場でですね、もし質問等がありましたらお願いします。それでは最後に代表の方からまとめて頂きます。

 

山田:まとめるというのが簡単にできるような内容ではない沢山のことを頂きました。もう一度、振り返ってこの提案を練り直す、参考にさせて頂きたいと思います。が、このさらにすでにメールでもかなりご意見を頂いておりますのでそれらを含めて、若干今のものとは違ったものにしていくつもりでございます。さらに明日、実は大阪で緊急に集会を開くことになりました。これはたまたまよみうりテレビが明日収録するので来いということだったので、それを合わせて、大阪の方に対応して頂いて、明日の夕方ということでやることになりました。それも含めて、さらにこれから我々が必要なことというのは、現場で仕事を少しでもやりながら、国民の声をさらに大きくしていくと。そのことによって牧山先生をはじめ、国会議員の方々がもっともっと動きやすい、あるいは方向をつけやすい雰囲気を作っていく、世論を作っていくというのが、我々の当面のアクションプランだというふうに考えます。そういう意味でこれまで東京で院内集会を2週に一度させて頂きましたけれど、これをさらに今週の大阪をきっかけにして、すでに名古屋でやるというふうにおっしゃってくださっているかたもいて、さらに福島、九州というふうなところにも拡げていく、というふうなことを今後の我々の方向にしていきたいと思っています。よろしくご支援をお願いします。ありがとうございました。(拍手)

一言ご挨拶頂いて、ちょうど1時になりましたので、すみません。

 

牧山:本当に遠いところから皆さん熱意を持ってこの院内集会を続けて頂きましたことに本当に心から敬意を御礼申し上げます。これからの皆さんの本当に団結したパワーでなんとか皆さんの思いが実現できるように私は国会の方で皆さんを後押しして行きたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします(拍手)。

 

伊藤:次回の院内集会は8月11日。2週後の木曜日になります。多分この2週間でもう少し進展があるかも知れません。8月の11日の日はですね、前回国会ツアーをしたんですけども、ちょっと土壇場のキャンセルがありまして、ちょっとご迷惑をかけたこともありますので、またそれはきちんとこちらの方からご紹介します。次回は8月11日、終わった後国会ツアーもありますので、希望者はそちらの方に。それでは一応院内集会はこれで終わって10分まで休憩いたします。もし残られる方は残って頂いて、しばらくまた話を続けたいと思います。では、きょうはありがとうございました。(拍手)

 

懇親会

伊藤:先ほどの続きではありません。これからはどんな意見でもどんな感想でも、それからできたら地方、遠くから来られた方からお話頂こうと思います。質問、意見、注文、何でも結構です。いろいろ話して交流していく、そういう場にしたいと思います。はいお願いします。マイクの人お願い。

 

宮城:宮城と申します。ええとちょっと今回初めて参加させて頂きました。実際全体的に聞いていてですね、実際に立ち上がったのが5月、第1回の院内集会が5月24日ですよね。それでそれ以前にこういう・・・というか逼迫してなかったと思うんですが、実際5月24日以前、実はテレビかニュースで見かけてこういう行動隊があると知っていたんですけど、実際に自分の目でみたのは先々週くらいのテレビのニュースでちょっと見た。それでぼく自身も・・・なので非常に興味がありまして、それでその帰りに福島に寄ろうと思っていたら実際は入れませんでそのまま帰ってきたんですけども、まただ実際にぼくこうやって見ていて5月24日に院内集会、もう今回で7回目ですか、実際に行動なさった形というのは確か5人位の方が建屋の近くでこう視察というのは見てますけども、その他に実際に具体的に実働として動いているものって何にもないんですか。例えばこういう集会でいろんな話をしているのは凄く良いことなんですけども、ただ実際じゃあ、その後こういう形でこういう進行状況になっている、だから何人の方が来週出る、だれか希望者いないのかとか、例えばそういうような具体的なところで進めないし。

 

山田:残念ながら、まだ具体的なところに全く行ってないというのが実情ですね。

 

宮城:それはどういう理由からでしょう。

 

山田;あのう相手のあることで我々東電・・・。

 

宮城:ま例えば僕らの仕事的な考えなんですが、実際に学者さんとかいらっしゃるみたいですけど、僕はそういうところにはいないんですけれども、例えばせっかくこういう議員の先生とかいらっしゃるのでしたら、もう少し具体的に、例えばもうちょっと細かい形で、なんていうのかな、入り込んでいける方法を見つけるような努力みたいのってないんでしょうか。

 

山田:具体的にどうしたらいいのか。まあ議員さんにも色々もちろんやってますが、それが具体化するには、なかなか行かないというのが残念ながら実情ですね。細野さんも受け入れる方向です、まではいうけど、じゃどうするというところに一歩踏み込むと、言を左右されるというのが残念ながら実態だと言わざるを得ない。ええ、東電さんもある意味じゃ現場に我々が行くときには人手は足りていますという形で、皆さんにやって頂くことはありません、というに近い発言があり、5月の末にはいりませんという発言があり、その後にはまたちょっと足りなくなりそうだという話もあり、かなり振れているというのが事実。

簡単にいってしまえば、どんな仕事もそうだと思いますけれども、現在仕事はそれなりに動いてますし、現場の事故収束に関わる仕事というのは、非常に現場の方一所懸命やっておられて、大変な進捗だということは事実だと思うんですね。で、そこの形を変えるということは決して楽なことではないですよね。だからできることならそのままで続けたいというのがどこの組織でもどこの会社でもあることだと思います。だから今のままでトラブルがない限り、大きなトラブルがない限り、あるいはもっといえば決定的なダメージがない限り変えない方が楽だ、というのが筋でしょう。それを我々がいうなら、変ないいかたすれば横やりを入れて俺らにやらせろといっているというふうにとられてもおかしくはないということじゃないでしょうか。

 

宮城:おっしゃることは非常によく分かります。ただ行動隊という名前がある限り、やっぱり僕ら行動していかなきゃしょうがない訳ですね、実働として。

 

山田:だから行動するように努力をしているということではあるけれども、俺らが行動するよってデモやるんだったらいつでもできますね。そういう訳じゃないですから。

 

宮城:ま、言葉は悪いんですけど横やり的なやり方をしない限り、ここから先には、せっかくいいチャンスが、もう少し例えばここにいらっしゃるあちらの方も行きたいんだって、実際として行動したいという。実はそういう意識の方たちが実はいっぱい集まっているんじゃないかと僕は思っているんですけどね。

 

山田:おっしゃるとおりです。

 

宮城:だから早く行動に移せるような、もっと早く実は見たい。少なくとも震災が起きて5ヶ月ですよね、少なくともこういうものができあがって2ヶ月、多分こういう話をなさってからもう3ヶ月以上たっているので。

 

山田:何をしたらいいのか分かったらやりますけどね、すみません、正直いってやれることはやってるつもりなんだけども、何をどうしようという形でお話頂けたらいいと思います。出来ないんじゃないかといわれたら、そうですねとしか、すみません、無能でございますので。

 

宮城:もしかしたら20キロの瓦礫の撤去だって20キロ圏内の瓦礫の撤去ですとかね、例えば少なくともそういう形での単純作業といったら失礼ですけれども、そういうこと自体も、それすらもできない訳ですよね今の段階。てことは歯がゆいですよね。

 

伊藤:とにかくまだ門が閉じたままなんですよ、東電と政府の。そこを何としてでも開けさせたいというふうに本当に全力で頑張っています。正面から頑張っています。

 

宮城:何が足りないんでしょう。

 

伊藤:何が足りない? はいごめんなさい、後ろの女性の方。

 

木下:木下と申します。あのう3月以来の山田さんの呼びかけから4ヶ月ほど、本当の話私も行動隊の方に登録しましたが、動きながら非常に難しい問題だと、国のプロジェクトというのは大変硬直している中でね。大変難しいのではないかと思いながら、この3ヶ月4ヶ月の中でよくぞここまで、山田さんはじめ皆様が進めて来てくださったと本当に感謝しております。それもなによりもできる、という思いひとつもって、山田さんはじめ皆さんが理を追求してやってきた、着々として、非常にあの、今すぐにでも行きたいという思いの方には、非常に遅いと思われるかもしれませんが、この難しい日本の硬直した状況のなかでここまできたというのは大変、その裏でかなりの努力があったと思って大変ありがたいと思っています。今後とも是非、応急処置が済みましたところでは、国民の総意として、やはり第三者としてきちんとした長い国家プロジェクトが必要だというはあると思います。その第一歩として、一番入りやすい先ほど中村さんがおっしゃっていましたが、できるところから入っていって、それを担っていく形というのは大変新しい形を作り上げるのは大変だと思いますが、よろしくお願いいたします。(拍手)

 

伊藤:まだ発言されていない方から先に。その黒い服の方。

 

遠藤:ええ、わたし先日26日に、一時帰宅ということで4.5キロ範囲内のところに立ち入ってきました。それで2時間という滞在を許されまして、2時間ほどやってきたんですが、そのときの被爆線量が12マイクロシーベルト。それでなにを申し上げるかということは、今4.5キロの地点でこのような状況だということを参考にして頂ければと思って申し上げただけのことでございます。まあ26日のことですから、真新しい情報だと思いますので、参考にしてみてください。以上です。(拍手)

 

伊藤:ちょっとごめんなさい、順繰りに行きます。はい、どうぞ。

 

男:3番目のテーマで山田さんが何かを作る、何かをしたいと少し具体的な・・・が出たんですけど、みなさんやはりこれだけのプロ集団が集まっている訳ですからね、プロもいいところ、一番のプロがこれだけの数集まっているんですから、何かもっと視野を広げてね、何かをやるというそういうテーマを見つけなきゃいけないと思うんです。目標がなければできませんので。で、例えば先ほど何か失敗したところを機会として何か入れないかとかそういうことじゃなくて、例えばその、今の循環式のシステムを作るだとか、それから今の汚染物、汚染水の処理が一番問題だと。そういうところで先を考えながらそういうテーマを一つ選んで、それが前人未踏のやることですからどうなるか分かりませんけれども、そういうことのテーマを早く決めたらいいと思うんですね。簡単に分かったら・・・ですけど、これだけのプロ集団がいるんですから例えばアンケートをとって自分なら何を作りたいどういうふうにしたい、そういうのをテーマを募集してそれを一つ一つ潰していくと、そういうこともアイディアとしてあるんじゃないかと思います。特に何か大きなことをやろうとすると必ず法的なところとか地域的なところ全国組織をやらなきゃいけないとか、そういうところまで発展すると思いますけどね、こういうことのために国会議員の人たちが助け舟を出してくれるというような、そういう構図で、是非目標を、具体的なものを一つまず決めてそれに邁進するということをしていったらいいと思いますけど、これは今後ともよろしく。

 

伊藤:例えばどういうことをやったらいいというふうに思われますか。

 

男:あのう上田ともちょっと話したんですですけど、例えば今の循環汚染、循環浄化システムですね、そういうののバックアップシステムを別個に作ると。

 

山田:あのう、すみません、そういう議論をする場所ではここは決してない。我々のチームはそういう議論をするチームではないと思います。そんなに水処理なり何なりの専門家集団でも決してないし、プラント建設の専門家集団でもない。そういうチームに入ったら仕事ができる人がおられることは間違いないけれども、このチームが何らかの提案をすると、いうようなことを考えるととんでもないことになります。ちょうど、ある方がウェブサイトを立ち上げて、皆さんの知恵を募集していますといって、アイディアが沢山集まっているサイトがありますけど、そういうものを作ったって、それは何の助けにもならない。それだけの、しかも現場の情報もつかんでないですね。現場がどうなっているのか分からないのにそこにアイディアをぶち込んだってそれはクソの役にも立たないというのが、問題だと。だからそういうブレインストーミングをやるのは、楽しみでやるのはかまわないと思いますけれども、我々がそういうことをやってどっかに提案するっていうようなことは絶対にやってはいけないと私は考えます。

 

伊藤:ええと一番後ろの方。

 

オガシラ:オガシラといいます。お世話になります。具体的に何をするかというのでしたら、地元の人に一番訊いたらよろしいと思うんですよね。地元の人は20キロ圏内でもいいですし先ほどの4、5キロ圏内でもよろしいですけれども、東電や政府に直接にものをいえない人たちがいっぱいいるはずですよね。そういう人たちが何を望んでいるか。それを伺ってそれで先生方にそれを通してですね、それで国家プロジェクトに持っていったらよろしいんじゃないかと思います。大概国家プロジェクトにするには、これは先生方を除いて出来るはずが有馬線のでね、私はそう考えます、よろしく。

 

山田:ここに遠藤さん、もう一回。今のことに対して。

 

遠藤:地元の方は何を望んでいるかということですか、そうですねえ。

 

山田;自己紹介を。

 

遠藤:私行動隊の遠藤と申します。ええ、福島原発から4.5キロのところが私の自宅何ですが、先ほど申し上げたことですが。今避難している方で一番やって欲しいということ知りたいことは、いつ帰れるのか。まずそうだと思いますよね。やって頂くということは、もう地震で被害を受けましてそれがそのまま。なんにもない。あとそこからですよね、屋根の修理をしたとかなんかしたとか、原発行動するというのは地元の人間は関係ないことですから、生活を優先としたときにはその辺が一番わかりにくいね。あとライフラインは自治体がやることであって我々がやること、やることは他にあるわけですから。瓦礫にしたって個人でやってることでも手に負えないという状況ですね。まあ、賠償っていうのは、その辺が一番望むところだと思います。あと賠償とか今・・・したってどうしようもないことですから、手を貸して頂きたいのはそういうことですね。ほとんど屋根という屋根は大きくは壊れませんけど、・・・になりますね。これはほとんど落ちてます。その他の・・・のところはほとんど痛んでません。思ったほどの地震の被害で破壊されているのも少ないです。傾いたとかなんとかっていのはないですね、まあひび割れとか歪んだみたいなことはありますけれども、その辺から、まずする建屋から手をかけて頂きたいということがありますので、そういうことですね、うまくしゃべれませんけど。とにかく原子力発電所がどうこうというのは住民が・・・てことじゃなくて、まあ、・・・が見えるんであれば、住まいの修復、これがやってもらえたら一番ありがたいですね。

 

男:生活再建と福島の復興。簡単にいえば。

 

伊藤:はい、どうぞ。

 

三上:あのう、まあ行動、暴発阻止で集まったということはそうですが、行動をぼくもいくらか呼びかけて、ここに参加した友だちもいて、その友だちからよく電話がかかってくるんですよ、一体何をやってるんだ、何をする気があるんだという話になるんですね。僕はですね、行動隊はね、必ずしも行動しなくても別に良いと。行動することができるという部隊を作り上げた、あるいはそういう存在がある、我々がそういう存在であり続けるということがですね、それだけでも十分な意味を持っていて、実際それが実際どういう行動ができるかというのはね、向こうの原発の現在の状況の経緯とか、東電の経緯とか、いろんな経緯が在るわけですから、それがはっきりしない段階でですね、まあ皆さん気持ちが焦るのもよく分かるし、何かやりたいという気持ちもよく分かるし、我々は行動するというのが非常に好きですし、日本人のメンタリティとしては行動隊とか行動というのは凄く好きだから気持ちも分かるんですが、あのう今の現状では必ずしも行動しなくてもね、こういう存在であり続けること。そして何ができるかを行動も含めて考え続ける部隊がきちんと組織できていることというのがあればいいと。だから原発のこの問題はかなり長期に渡るんで、あまり焦らないでじっくり考えていこうではないかということで、僕は皆さんにそれを提起したい。で、もう一つですね実際上何が出来るのかという、さっきいいましたけど、瓦礫の所へというのは賛成ですし、そのテーマでも実際に行けばですね、全く知らなかった新しい現実に直面して色んな、何ができるか何が起こっているかということがきっと行動を通して見えてくることがありますので、それでもいいと思います。実際僕も3月の二十何日に福島に行ったんですが、そのときに原子力、放射能の問題とかその辺の問題とかで緊張がありますしね、何かが起これば周辺には非常に波紋がありますし、実際20キロ圏内というのは僕は何度も近くにいってますけど、行くとですね、結構緊張しますし中で何で起こっているか分かりませんから、それをもし行動でもできれば、全力を挙げてやれば、そこから新しいことも出来てくると思いますし、それを可能な限り追求してもらいたいと思っています。以上です。(拍手)

 

伊藤:そちらの後ろの方。

 

大久保:あの大久保と申します。賛助会員になっております。第3回に次いできょうで2回目参加させて頂いています。私はまだリタイアしてなくて、もしリタイアしていれば自ら行動というのはずっと意識の中にありますが、幸いにも今教育の現場で働いておりまして、二十歳前後の若者にどうやってこの状況を伝えたらいいかというと、先ほどお話して頂いた方とちょっと繋がるんですが、必ずしも現場で行動するということだけが行動隊の意義じゃないという意味として、現場でこの行動隊のことを伝えたいと思ってずっと4月から職場の中で言い続けているんですが、ただ若者を含めてですね、この日本の現状というのが、ほとんど認識していないということが分かりまして、まだ一からどういうことが福島あるいは日本で起こっているか、そういうことから今ずっと話しておりまして、で、そのことをだんだん分かってきていなければ、この原発行動隊の意義もちょっと分からないと思って、今すぐ即決してこれを若者たちに伝えるところまで行ってないという現状だけ、お話させて頂きました。

 

山田:その事に関して原伸介さんお願いします。

 

原:長野県から参りました炭焼き職人の原伸介と申します。まだ行動隊に入るには22年後なんでちょっと早いんですけども、山田さんの許可を勝手にいただきまして、行動隊の広報部長をさせていただいております。炭焼き職人ということで、珍しい肩書きをしているせいか、あちこちで講演に呼んで頂いております。生意気な若造ですけども。で先月の半ばですね、僕の知り合いから山田さんの話を聞きまして、是非ともこの話を若い世代に伝えていきたいということで山田さんに何度もお会いして、今ちょうと山田さんの後ろにうちわがありますけれども、メッセージうちわプロジェクトということで、講演の先々で特に若い世代を中心に今行動隊の皆さんの活動を知って頂く活動をしております。この1ヶ月あまりですね、沖縄、大分、静岡、東京、山梨、京都、岐阜、今週はあと愛知が加わりますけれども、各地で公演先である人の講演の間にゲストとかって呼んで頂いて、山田さんたちの行動を皆さんに伝えさせて頂いています。山田さんからは繰り返し美談にしてくれるなと、過剰に美しい話にしてくれるなというふうに言葉を頂いていますので、特に山田さんの直接の発言ですね、記事になった発言を中心に伝えさせて頂いています。結論から申し上げます。特に20代、特に女性を中心に僕が話をしている途中に泣き出す方が何人もおられます。感極まってです。感動というような軽い言葉ではない、ショックを受けたというようなお言葉が沢山です。その後ですね、是非うちわにメッセージを書いてくださいとお願いすると皆さんすごい勢いで書いてくださいます。実際きょうも持ってきてありますので是非皆さん、山田さんにお預けしてありますので、向こうにありますから、持って帰ってください。そのなかのいくつかを読ませていただきます。これは沖縄でのメッセージです。「皆さんが命賭けで守ろうとしている日本。私ももう一度もう一度生まれてきたいと思えるにするため、1日1日を大切に生きていきます」「行動隊の皆さんたちは私たち日本人全員のヒーローです。顔も知らないけれど、自分のおじいちゃんだと思って応援しています。大好きです」このようなメッセージが数限りなく寄せられています。ぼくはこれからも行く先々、講演の先々でこのうちわプロジェクトを続けていこうと思います。つい先日、岐阜県であった大きな講演のとき書いてくれました、「がんばってください、おうえんしています。下呂市の5年生より。谷口風太」裏に「岐阜県から福島県に心を送ります」というふうにちっちゃなうちわですけどかわいい字で一所懸命書いてくれてます。皆さんの行動はですね確実に伝わっています。僕はこれからも伝えて行きます。ですから何かもし伝えることで私がもしお役に立てることがあれば、いつでも行って頂きたいと思います。こういう形で確実に伝わってますので、是非皆さん勇気を持って続けて頂きたいと思います。ありがとうございます。(拍手)

 

伊藤:こちらのうちわがありますので、お帰りに持って行ってください。それではどうぞ。

 

竹上:竹上と申します。皆さんもかなりの数行かれていると思いますけど、僕もボランティアでですね、福島の南相馬、原町と鹿島と二つありますけど、鹿島を中心にほとんど行ったり来たりていうことで、前回の総会の時に老人が何が出来るかということでちょっと紛糾したというのがありますけれども、うまくいきましたら一体感を持った目標というかですね、みんなでこの行動隊がトレーニングを兼ねてですね、ボランティアに行くとかね、いう形でですね、一体感が持てるんじゃないかなというのがあるんですよ。こういう形で、山田さんとはメールしますけれども、横の繋がりがない。隊っていう位だからチームワークが一番大事でですね、やっぱり現場に入ってって迅速な作業だとか鍛錬だとかいう部分では、名前も知ったり顔を知ったりとかいうのも一つ。行動しなくてもいいという意見もありましたけど、ということも今の段階でやっても良いのかなと。今何をやっているか、まだずっと待っているだけってのもね、まだまだという意見もあるけども、みんなで一緒にやりませんかと。例えば南相馬、7月の時点で190人、ボランティアの数が鹿島で190人だったんですけど、昨日は10人なんです。みんな怖がっていかない、放射能がきつくて。で、若い人も来なくなった。だんだんだんだん来なくなって、僕も危機感をもってるんですねそういう意味では。やる仕事は山ほどある。何年先までずっとボランティアの手が必要だっていうのが、だんだんこう狂いだした訳ですね。そういうのも含めて僕らがそうやって行けば、またマスコミが取り上げてくれてね、行動隊がこうやって行動を起こしてる、まあ模擬訓練じゃないけども、そういった形でやってくとかね、ということも考えていいんじゃないかと思います。(拍手)

 

伊藤:私もね、ボランティアで南相馬にいったんですよ。だからそういうのを発信して頂いてですね、こちらの方からの連絡でですね、こちらが全部仕切るのではなくて、こういうのをやりましょうという声をどんどん出して頂いて、それに呼応する人って必ずいると思うんですよ。

 

竹上:このだから今システムですかね、お互いが連絡取り合えると、仲間を募ると、その形、フォーマットがあれば、やりますよ。

 

伊藤:そうですね、だからこの場を自由時間にしてちょっとお話し合いをした方がいいのかも知れないですけど。

 

中村:今のご意見に大賛成で、私実は昨日だったかしら、山田さんにメールを送ったんですが、あのう福島原発行動隊の中村です。先遣部隊のね、避難指定地域以外で、放射線量がかなり高くて土壌が汚染したりそれから建物が汚染されたりしている。公共の建物ですね、学校だとか病院だとかあるいは町役場だとか、そういう所にですね除染作業に参加するという形で福島原発行動隊の先遣部隊みたいのをバス1台位で送るというのを具体的にこの2、3日でやったらいかがでしょうか。もしそういう企画が出た場合に参加しようという方この中でどの位いらっしゃいますか。ね、バス1台70人です。これを先ず送る。福島原発行動隊っていう幕をバスの横に貼って、みなさん福島原発行動隊というゼッケンを着けて、そして除染作業を学校でやる、病院であるということだと宣伝効果もすごいですよね。マスコミは必ず付いてきて、それからまた避難地域以外ですから、地元の自治体の方だとか教育委員会だとかがOK、来てくださいといえばですね入れる訳。政府の許可は必要ない。県の許可は必要ない。それからまた東電の人なんて全く必要ない。すぐにできることですから、私はこれをやらしたいと思います。

 

伊藤:あさって、あれは民主党のボランティアのツアーです。もちろんうちの会から行動隊から参加される方もいるみたいですけれども、うちの行動隊が呼びかけたものじゃないです。はい、どうぞ。

 

山之内:ずっと参加させてもらっている山之内といいます。前回山田さんにもいろんなアドバイスを頂いて広島の方と名古屋の方で現地の方にいって、なんていうんですか被爆した土やあれの準備もできるような状況にあります。で、我々が名古屋が約80名、広島が30名なんですが、重機を揃えていつでも出発できるようなことは、以前からメールで山田さんには出して、ようやく今回・・・ということで今回提案の議題が上がったことは、現実に広島のグループ名古屋のグループがやっております。ですからいかにも我々は原発以外のところでも行動できることがあれば、頑張ってやっていこうねという志を頂いて我々もやっていきますと。それに対して、言葉は悪いですが営業じゃないですけれども、そちららの方の小学校なり運動場にいって、どういう状況か把握して文科省の方にいって、本体に許可を得て、こういう作業をしたいということを、今からやっていきますけどどうですかということは、前回お願いしたことなんですよ。ですから自分らも、そういうメンバ―が、ここにこれないメンバーも沢山いますので、それなりのことを一所懸命なんとかやっていきたいというのが名古屋も広島も一刻も早く作業したいというメンバーが揃っております。だからようやく今回、前回も原発に入れたから、20キロ圏内にあって一つ一つ廃材を片付けることによって、建物外の配管内容それから貯水されている汚水の状況、それを分かってくることが、・・・できることが、分かりになってくると思うんですよね。ですから我々も広島名古屋の方にしても、一刻も早く作業に進みたいことは前回から前々回からお願いして、ようやく今回、こういうふうな一つの相談されて細野さんの方にいかれて、今回こういう提案をお願いしますという事で・・・ありがとうございまして・・・ですからボランティアのこともありますけども、行くのはやはり機材もいりますし、道具もいります。これは我々の個人の資産を担保にして金を借りたりして、順次行こうという形で準備を進めているというのが現況なんですね。これはもう報告させて頂いております。ですから何とか一刻も早く、一つでも何でもいいから、被災者被害者、ましてこれから結婚される方、はたちそこらの方が結婚されて子供が生まれていく、ウクライナという所の凡例がありますから、20年後に子供がどういう形で出てくるか。だからなるべく若い方の被爆を原発だけじゃなくて、周りのところにも作業される方もおられるのでね、一刻も早く汚染された土地やなんかを回収していきたいと、そんなふうに思ってます。まあ一つよろしくお願いいたします。(拍手)

 

家森:行動隊の家森といいます。この画面を観て頂くと、26日に開催された内閣委員会での、ちょっと声がでないんですが、細野担当大臣の回答で牧山先生の質問に答えられたところです。ネット中継のアーカイブが観れますので、お帰りになったらご覧頂きたいんですが、細野さんの発言のポイントは、行動隊の皆さんを受け入れる体制作りをしたいという回答でした。というのはこれは政府の回答ですからね、細野大臣ですから。そういうことで議会の立法府の中で初めて行動隊という名称が取り上げられたところです。大進歩だと思ってるんです。その意味でもこうした院内集会を開くことの効果があったなというふうに思っているところです。

この紹介はともあれですが、あとは私の意見。先ほどから皆さんの意見をお聞きしてるんですがその熱い思いとは別な切り口で皆さんにお願いしたいことがある。先ほどの提案文書の中に、例えば100人規模の要員を派遣できるということをいってますよね。お金どうします? 100人規模ですよ。でとりあえず100人規模の行動隊員に前段で幹細胞の凍結保存の費用。今のところ虎ノ門病院の先生のお陰で10万位で、ということになってますよね。100人で10万ですよいくらですか、1000万ですよ。それだけじゃないです、行動隊のかかるのは。メシを食べていただかなきゃいけない、泊まるところの準備、それらの費用をどこが出します? 皆さんの思いは分かるんですが、じゃあ原資となるお金はどうするんですか。この団体はなかなかお金の問題をいわない。だから私がいうんですが、皆さんいいにくいんだと思うんです。で、寄付を集めなきゃいけないんです。寄付に頼るしかないんです。で、そういう意味でね、意欲のある皆さん方々は他の方々にとりあえず行動隊として行こうということも大事なんですけども、寄付をお願いしたいという形をとって頂きたいなと、私は思っているんですね。そうすることによって皆さんの思いも実現できる。お金がないと実現できませんよ。何度もいいますけども、いくら高尚な理屈をもたれてもね、いろんな技術があっても行けません。ですから財源の確保をどうするかということも頭の隅に一つ置いておいて頂きたいなと思うんです。こういうボランティア団体ですからね、なかなかお金をいいにくいんだと思うんですね、主催者側も。であえて私の方から提案させて頂きます。以上です。

 

所:私、所と申しますけども行動隊の一員なんですけども。ええと山田さんの最初のお話ではすべてボランティアで行くということだったんで、行動隊が自分で金を出していくという認識でいたんですけども違うんですか。要は、例えばバス代、血液を採る費用、それもこれも全部行動隊員1人1人が負担してでも行くというつもりで私は思ってたんですけども、その辺の考え方は違うんですかね。山田さんは最初そういうふうにいったような記憶があるんですが。

 

山田:ボランティアであるということと無償であるということはイコールではありません。一つ大事なことは今まだ最終的な詰めが出来てませんが、労災の問題が一つあります。少なくとも労災をかけるためには、給料を受け取った労働者であるということがどうしても必要なんですね。そうすると最低賃金を払わないといけないとことになる。この金をまたペイバックして寄付して頂いても結構ですけども、それは必要です。かつボランティアは無償だという考え方は日本では割と普通になっているけど決してそうではない。費用は全部持つよっていうボランティアもあるし、さらに手当も出すよっていうボランティアもある。ただ金儲けのためにあるいはそれで財をなすということは、ちょっとボランティアではありえないけどもっていうそういういい方で話をしているつもりです。このくらいで。

 

伊藤:あのう例えばですね、北海道の人が、九州の方がきょうもここに来てくださっている方は全部自費です。ただもし仮にですよ、実現してあの場所にいけるようになるときに、全て自費でやるということは、お金持ちでないと参加できないということになってしまうんですね。もちろん報酬とか手当とかは出せませんけども、それにかかる費用は私たちは組織としてやっぱり集めて行かなくてはいけないのではないか。それからもう一つは労災の問題が出ました。もし何かあったとき、そのこともやっぱり考えていかないと、うちの隊にこうして参加した方がですね、ケガをされた、あるいはもっと酷い状況になったときの問題もやっぱり考えていかないといけないのではないかっていうふうに思いますが、ちょっとごめんなさい、そのことを今ここで詰めるほどの事態でもないので、またそういうことになったときに、また議論をしていきたいと覆います。じゃあ竹内さん。ゆっくりお願いします。

 

竹内:はいすみません時間との勝負と思ったものですから。ええと私が伝えるのは情報という側面です。先ほど一時帰宅といいますかね、行って何ミリシーベルト浴びてしまったという方の意見ということで、先日福島に行きまして、伊達市の小野さんとお会いしまして、翌日?調査をいたしました。その方は基本的にはお百姓さんです。自給自足のお百姓さんです。しかしながら東京でいいますと、電気メーターの検針ですってあの人いますでしょ、あの仕事をされておりました。それがですね3月何日の爆発だとかね、あの時点でSPEEDIとかなかった訳ですから気にしないで検針作業を広いエリアでやっておりました。そしてSPEEDIということで、ああ俺が歩いていたエリアが厳しいエリアだったんだなと気がつきまして、6月の初めに気の利いた計測器を手に入れて、これはおもちゃじゃなくて気の利いた計測器を手に入れて持ち歩いていました。で、2、3日前に会ったんですが、「竹内さん見てよこんな数字だよ」って積算ですねトータルね。1月半のトータルで数字の上では私はピンとこなかったんですが840何とかとかね。それですなわち、竹内さん、俺ね検針の作業で、原発労働者と同じ、一日あたりでね、浴びちゃったよと。おれ明日から仕事行くの参ったなと。いうことを聞きまして、それが現実が数字としてありますと。その方は福島子供ネットワークの放射能測定所の係をこれからしようとしている方です。そんな方に対して私は、放射能を水道から除去できるとうたっている日本トリウムという道具があるんですが、そんなのを彼らは欲しいという希望を持ちながらも、凍結しちゃう場所だからなとか色んな感情があって、退屈しないでこれから8月4日に行きまして、日本トリウムと私とその方と研究をすると。それは除去できるといったってそれに関われない?じゃん。こっから来たんです。じゃあ外に隔離しようかと、鉛で覆うかと。そんな意味で、しかしそれがなければ人間の体にね行ってる訳ですからどっちがいいのかそんな側面で研究しようと思ってます。

ええと次にテレビで見れないようないろんな情報を私は持っておりますので、ご興味あればこのアドレスに連絡いただければ、その情報をお伝えしたいと思っているところです。拡散という言葉が使われていますが、ご覧いただいている方。特に小出裕章先生とか広瀬隆先生とかそんな映像も観れる状態になってますので、是非ご覧頂きたいと思っています。いくつもあります。もう終わりますけど明治と雪印牛乳に直接対面して研究を昨日いたしました。とても恐ろしい現象と分かってきましたので、そんなのもお伝えできる立場にいます。

あと単純な質問なんですが防護服という言葉を、白い服ね、使われていますが、私のイメージがちょっとなんなんですが、何を何から何に対して防護かと。その防護という言葉なんですが私の理解は、決して放射能の物質からその着た人を防護する、ではなくて、本来なら私の理解は、中にある放射性物質がその人の服に付いてしまった、埃ですねイメージとしては。埃を外の人たちのエリアに持ち込むことを防ぐための防御であって防護であって、途中で捨てることが必須であると。捨て場所はともかくとしてね。そういう意味で私は今まで防護服という言葉が、俺を守ってくれる防護服と、レントゲン技師が着けてるイメージですね、そう思い込んでました。防護服なんていいますからね。そこ・・・正しく私が知りたいことで、質問というか。終わります。

 

伊藤:はい、ありがとうございました。あっという間に2時になりました。あとここの後片付けもありますので、申し訳ありませんけども、第7回の院内集会、およびその後の懇談会を終わりたいと思います。で、申し訳ありませんが、後片付けをお手伝いください。それから先ほどありましたように、色々発言された方とうありますので、色々話し合いとか自己紹介とか名刺交換とかですね、人間関係を作っていってください。

そしてまだまだ私たちの会はですね、大きな壁があってですね、まだまだ突破できている訳ではありません。これからも地道なしつこい活動をしていきます。で最初に申し上げましたけれども次回の委員会は8月11日で一番暑い時に行います。そこでもう少し進展した報告が出来ますようにスタッフ全力挙げて取り組んでいきます。最後の山田が謝辞を。

 

山田:伊藤さんがまとめてくださってほとんどないですが、新たにボランティア、被災地ボランティアをやろうという話、誰かが手を挙げてくれて組織してくれることを期待して、具体的に動けるようになれたらと思います。皆さんよろしくお願いします。ありがとうございます。この後だいたい、また事務所に引き上げますから、まだ話し足りない方は事務所にどうぞ寄ってください。ありがとうございます。

(録音2時間50分)