7月29日 福島原発行動隊 大阪会議 第一回を開きました

以下は会議の議事録です。

2011年7月29日 18:00-20:00
場所: エル大阪 501会議室
参加者: 山田恭輝代表、中川吉基、他 35名
書記::稗沢

<議題>

1.「福島原発事故収束作業への退役技能者・技術者の参加に関する提案(案)」についての意見、提案、質問など

2.関西での行動隊の活動をどのようにしていくか、どんな可能性があるか

<まとめ>

1.について

・ 提案のタイトルにある「退役技能者・技術者」に限らず、文系、女性にもできることがあるのでは。
→ この文言を外すことは考えている。スローガンとして外すか、ただいま考え中

・ 行動隊、賛助隊と分けないで、賛助隊にも行動できるよう柔軟にしてほしい
→ この区別については、もうすこし具体的に動きが出たときに見直したいと思っている

・ 実際に行動に入る時、多くの人が参加しやすい仕組み作りをしてほしい。たとえば、交通費、宿泊、保険など
→ 労災をかけられるようにしたい。労災は賃金が発生しないとかけられない。またボランティア保険では放射能がカバーできない。賃金を払い、労災をかけるために社団法人とした。傭兵と志願兵の違い。

・提案の中の、2と3は、「要望」ではないのか?
→ そうです。

・ この会の最終的な理念、大目的は何か
→(いろいろ意見がでる)最初の呼びかけは、原発の状況ももっと緊迫しており、「決死隊」のイメージ、「暴発阻止」であった。そのまま答えてくださった方、理念で答えてくださった方、さまざまな思いで集まっていただいた。が、その後、原発の状況も変わり、今は結果として「年寄りが若い人に代わってやろ う」というところだけが共通である。本当に意味のある活動にするため、若い人に代わって仕事をするということを実現するためには、どうすればいいのか。

・ 2.3は政府のやることではないのか。単に、東電や政府のしりぬぐいをするだけではないのか
→ 提案の1は、「今やれること」を考えた。しりぬぐいは嫌だといっていると、動きは出来ない。何らかの形で実際に現場に入って、次の動きを作れる。原発収束作業は長い時間がかかる。→ 我々がどういう成果をめざしているのか?提案の2,3である。
→ 単にしりぬぐいになってしまう仕事でなく、次の世代にいろいろな意味で成果を残す、そのために、今考えている。
→ 基本的な流れとしては、法律の中で被曝量でやっていくが、万が一、はるかにそれを超えた被曝をしないといけない仕事があったとき、どうたちむかうのか、1人1人考えておかなければいけない。そのような事態が絶対ないとはいえない。戦時と同じである。

・方法論はそのつど修正していけばよいと思うが、世界に向かって叫ぶ、何を叫びたいのか、その理念はなにか?
→ 理念は1人1人別だと思う。一致しているところは、「若い人に代わり、高齢者が働く」ということ。そのほうが病気が少ないし、遺伝子が傷つかない。違った思いで、一つのことをやる。言論統制しないので、勝手なことをやってください。

・山田さんがこのプロジェクトの結成に向けて、という呼び掛けに賛同して、きた。原点はそこにあるのでは?呼びかけに集まった者たち、というものをいれては?
→ 呼びかけた時の状況は今と違う。暴発阻止というところから、最悪の事態をしのいでいるところである。政府、東電に対する提案をつくりあげた時点で再度呼びかけるつもり。

・他の会とつながって、原発に民間の監視を入れるよう法律を変えるべき
→ 今の意見について、間違いとかそういうことではないが、この会としては、「高齢者が若者に代わってやる」という以外のことはしない。

・→ 論理構造としては、提案3→2→1である。行動構造は、提案1→2→3となっている。

・提案3の1)「特に、工程管理や品質管理を中心とするプロジェクトマネジメント...」のところに「放射線管理」をいれてはどうか?
→ そのとおりです。良いご指摘をありがとうございます。

・私の体力からいって、提案1が可能であれば、やってみたい。提案1の実現の可能性は?
→ 提案1については、かなり可能性がある。東電のほうからでたのがモニタリング。その前からガレキ処理の話が出ている。このへんは可能性あり。モニタリングについては、東電がやっているが、他電力の方々もやっている。規定どおりにやれば、専門知識もあまりいらない。

・東電に指揮下に入るのか?

→ 当面、東電の指揮下でもやる。牧山さんが、火曜(7/26)に国会で質問をしたが、翌水曜の朝刊で、「原発周辺管理は国家プロジェクトにする」と出ていた。

・ いずれは東電の指揮下に入らない?
→提案3が実現すれば、東電と並ぶが。。

・20km圏内は自治体の管理区域ではないのか?
→現在、東電がやっている。そこを肩代わりする。

2.について

・東京はこれまで2週に1度、院内集会をやってきたが、今後は月1回程度にしたい。名古屋、新潟、福島は動きがある。

・大阪では、「原発事故の自主管理」という意味合いが持てると思う。

・大阪では、中川さんにまとめ役をやっていただきたい。

・他、ボランティア5人

・中川吉基、岡田、北村、多次、時田、稗沢の計6名が立候補する。

・次回は3カ月以内がめど?