今回集会では、福島県いわき市の末続集落で、住民自身が長期にわたり線量の測定と結果の共有をし続けることによりあたりまえの「暮らしの仕方」を取り戻す活動を支援してこられ、現在はNPO法人福島ダイアログにおいて、対話をベースとした被災地の復興支援活動を行っておられる安東量子氏を講師にお招きし、末続集落において住民とともに生活環境の放射能を飼い慣らしてきたご経験、および福島の避難区域の現状についてお話しいただきました。
講演終了後には、浜通り7市町村の「復興」計画の課題、および福島第一原子力発電所の廃炉の姿についての住民感情について質疑を交わしました。
ご自身の経験を、原子力災害後の復興プロセスについてのご研究により整理し続けておられる安東氏ならではの知見が詰まっています。通信本文をお読みください。