イチエフウォッチャー「固体廃棄物の保管・処理・処分」2025年7月レポートを紹介します。

2011年3月の過酷事故から15年と4か月目の福島第一原子力発電所。
2025年7月の固体廃棄物の保管・処理・処分作業の進捗状況についてのレポートです。
今月は、固体廃棄物の管理状況等の更新のほかに、8月の速報として、高温焼却炉建屋およびプロセス主建屋の滞留水処理ゼオライト土嚢等処理の進捗状況を続報しました。
海抜 8.5 m盤にある高温焼却炉建屋およびプロセス主建屋は、地下階等に極めて高線量(Cs-137換算で 3.1 P(ペタ=1千兆)Bq(ベクレル))のゼオライト⼟嚢等が蓄積されており、かつ海抜 8.5 m盤にあるため、津波の引き波によりゼオライト⼟嚢等が海洋流出するリスクをはらんでいます。このため、ゼオライト⼟嚢等を高台エリア(海抜 33.5 m盤)の一時保管施設へ移送する取り組みが急がれています。しかし一方で、高温焼却炉建屋およびプロセス主建屋内部は⾼線量に加え、狭く、暗く、障害物が多い環境です。この困難な作業が安全にかつできるだけ速やかに完了するよう、進捗状況をレポートしていきます。

なお過去のレポートについては、国立国会図書館サーチ「月例レポート」

https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R100000039-I13727416

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